Year: 2019年

バッハ/無伴奏ヴァイオリンソナタホ長調BWV1006「ロンドーによるガヴォット」


バッハ/無伴奏ヴァイオリンパルティータホ長調BWV1006
6曲ある 無伴奏ヴァイオリンのための作品。組曲となっている。
Preludio Loure Gavotte en Rondeau Menuet I Menuet II Bourree Gigue
前奏曲 ロンドーによるガヴォット ジーグは ラフマニノフのピアノ編曲がある。

私は、事あることに「ロンドーによるガヴォット」を弾いてきた。(バッハ・イン・ザ・サブウェイズ2015から)
この曲には色彩感がある。

テーマが5回出てくる。第1変奏、第2変奏、第3変奏、第4変奏、それぞれに情景を持つ。
バッハは10歳の時に両親を失った。不屈の精神で切り開いてきた。それだけに哀楽を感じる。
バッハの作品の中で転調の和声の美しさが際立つ愛すべき作品。

満面の水面から、うれし涙が毀れたり少し哀しくなる。
その対称的な様相に5回のテーマが弓のように支えている。

第1変奏の終了のC#は落ち着いたトーンで。第2変奏の終了のBは柔らかく。

第3変奏の和声が素晴らしく バッハの作品中でも 際立っている。バッハの愛すべきところ。終了の音はF#

第4変奏の重音がこの響きを効果的にしている。最後の音は G#。
5回目のテーマは 自然にかえったような気持ちで。この曲の最後のユニゾンは 意味のあるフレーズ。
長調とも短調ともとれる不思議な響きの余韻を持って。

この曲とは縁が。合唱指揮の先生が クリスマス会に余興で演奏してくれた。
先生は、合唱指揮の代表的な存在である。町田混声合唱団 2019年は7月に40周年の年。第25回定期演奏会がある。

1993年10月の事。サントリーホールのイツァーク・パールマンの演奏会に行く。
世界一流で楽しく演奏しているパールマンが見たかった。

彼は、小児マヒのため義足をつけている。自分の両手で杖をついて舞台まで歩いてくる。そして、ピアニストにヴァイオリンを渡してもらい
演奏をはじめる。その空気、静まり返り聴衆の集中した雰囲気は堪らない。凄い方。

どうやって踏ん張っているのか、そこにパールマンのヴァイオリンの叡智が結集されている。
とてもさわやかでのびやかな音。演奏が終了すると曲毎に割れんばかりの拍手。サントリーホール2000人が酔った。

パールマンのバッハを聴く。

 

 

ラフマニノフ編曲 ロンドーによるガヴォット


「ミュージアムコンサート」2019.2.9出演の事


「ミュージアムコンサート」2019.2.9出演の事

奈良県立美術館 2019年1月17日~3月19日 企画展 姿の美、衣装の美
「肉筆浮世絵」一年に4回 展覧会があり 2017年7月から 定期的に出演しています。

今日は 奈良市内 最高気温7度 曇り後雪の予報でした。定員は80名
心配していましたが 60名を超える方が来場されました。

知り合いが来場することも増えてきました。奈良市内から離れた大和郡山の琴奏者の方や
企画関連の方、教育関連の方など来場され、終了後お話をさせていただきました。

にしくん and なってぃ (アコーディオン & リコーダー)
美術館さまの コメントとレポートです。
(コメント)アコーディオン奏者の「にしくん」とリコーダー奏者の「なってぃ」。二人の掛け合いトークと共にお楽しみいただけます。どこか懐しい楽器の音色がとても心地よく、癒やされる演奏です。
(レポート)お二人の息の合った掛け合いとともに始まったコンサートは、懐かしい昭和歌謡曲からクラシックまで、幅の広い曲目14曲を演奏いただき、お客さまも一緒に口ずさみながら1時間があっという間に過ぎました。

終了後、美術展を観覧。今回はギャラリートークが14時からだったので詳説は理解のたすけとなりました。
1700年代、今から300年前の貴重な絵画が遺っています。また、見たいなと思った展覧会でした。

アンケートに回答すると特典が当たるようです。(展示期間の前半と後半で、一部の作品を入れ替えしています。)
また、展示室の一部分が撮影可能になっている箇所があり 共有することができます。
こういった細やかなところがいいですね。今回、65歳以上は無料でありがたい。
ぜひ美術館に足を運んで日本の美術「浮世絵」を感じていただけたらと思います。

 

 

共演者の「なってぃ」こと 梅本なつきさん リコーダー クラリネット奏者
リコーダー(ソプラノ ソプラニーノ アルト)3本のリコーダーを 器用に曲中で持ち替えなどを行う。


2019年3月21日(祝)14:00「摂津響Saal 」バッハ・イン・ザ・サブウェイズ2019


2019年3月21日(祝)14:00(13時30分 開場)「摂津響Saal 」(ザール)バッハ・イン・ザ・サブウェイズ2019
入場無料 演奏:後久義昭 テノール 山本昌代 ソプラノ 山口美樹子 ピアノ

【バッハ・イン・ザ・サブウェイズ2019】 3月21日(祝)22日(金)23日(土)24日(日)の4日間 あなたの街で バッハの音楽が聴けます。【入場無料】#BachintheSubways2019
世界中で音楽の父バッハの生誕日を祝うムーブメント。世界40カ国140都市以上が参画する。日本は2015から参画。私はオーガナイザーをつとめます。2010年3月21日、ニューヨークの地下鉄の駅で一人のチェリストがバッハの無伴奏チェロ組曲を弾いた。彼はチップを受け取らなかった。かわりにポストカードを手渡した。このムーブメントは CNNテレビにとりあげられました。創始者デール・ヘンダーソン。彼は、音楽を聴きに行く人が減っている事に警鐘を鳴らす。プロ・アマ関係なく参画し生の演奏のよる感動やパッションを訴える。ボランティア有志で行われるこの活動へ ご賛同いただける方を募集 ご協力をお願い申し上げます。(賛同者には 掲載WEBやチラシ等にお名前を掲載させていただけます)※このイヴェントでは、メディアをアップロードし共有します。

グローバルサイト(米国)【日本語】https://bachinthesubways.org/?lang=ja
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創始者 チェリスト デール・ヘンダーソン【英語】https://dalehendersonmusic.com/

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実行委員(オーガナイザー)  http://www.nishikunn.net/nishikunn_wp/
実行委員会  http://bach.classical-fan.club/

B 2019年3月21日(祝)高槻 摂津響Saal 14:00 開演  http://settsukyosaal.com/
080-3031-4311 大阪府高槻市原104-95 JR高槻駅北口バス乗り場①より15分 「上の口」停留所下車2分
mion09092014@yahoo.co.jp

Kaffe Saal(カフェザール)は、摂津響Saal併設のカフェです。自然と木のぬくもりある空間で、ゆったりとした時間をお過ごしください。

曲目:クリスマス・オラトリオ15番アリア ロ短調ミサ曲アリア「Benedictus」ロ短調ミサより「Domine Deus」マタイ受難曲 より 「Aus Liebe」バッハ・グノー  「Ave Maria」     小プレリュードより 他

プロフィール:

後久義昭 テノール

神戸大学工学部卒業。情報工学技術士。鉄道会社、建設コンサルタント役員、大学理工学部講師を歴任。合唱歴64年。1967年大阪の合唱団コードリベット・コールに入団、J.S.バッハを中心とする宗教曲に出会い、また指揮者の故櫻井吉明氏の薫陶を受け、指揮、独唱を数多く経験する。1986年より日本テレマン協会(バロック音楽専門のプロ楽団)室内合唱団所属、バッハ、ヘンデル、テレマンの合唱曲を中心に数多く歌う。2003年より同協会CEO・音楽監督延原武春氏の指導のもとソロ活動を開始、同協会副代表、後援会事務局長などを勤める。ソロ活動としては、シューベルトの3大歌曲集「美しき水車小屋の娘」「冬の旅」「白鳥の歌」、シューマン「詩人の恋」、ベートーベン「遥かなる恋人に」のほか多くのドイツ歌曲、日本歌曲で個人リサイタルを大阪、神戸、奈良、伊勢の各地で開催、リート歌手として評価を受けている。特に「美しき水車小屋の娘」では、「音楽の友」で「クラシックに響くドイツ語を透明感の強い発声にのせる歌唱法、かつ曲想の深淵をしっかり見据えた演奏」と高い評価を受けた。合唱曲のソロとしては、J.S.バッハ/クリスマス・オラトリオ、ロ短調ミサ曲、ヨハネ受難曲、ヘンデル/メサイア、ベートーベン/第九、H.シュッツ/十字架上の七つの言葉(イエス)などがある。日本テレマン協会会員、まほろば芸術ラボ登録アーティスト。延原武春氏に師事。

山本昌代  ソプラノ

大阪芸術大学芸術学部音楽学科卒業。卒業時学長賞受賞。同大学院修了。伊サンタ・マルゲリータ国際オペラセミナー、ブルージュ市立コンセルヴァトワール夏季セミナー、独シュタインフェルト夏季セミナー・オラトリオ・リートコース、榛名梅の里日本歌曲セミナーに於いていずれもマスタークラス修了。オペラ「フィガロの結婚」スザンナ、「子供と呪文」シナ茶碗、「椿姫」ヴィオレッタ、「英雄たちのクライマックス」卑弥呼、「泣いた赤鬼」妖精、他に出演。NYシンフォニック・アンサンブルオーケストラ、モーツァルト室内管弦楽団、テレマン室内オーケストラとフォーレ、モーツァルトのレクイエムやミサで共演。「第3回長江杯国際音楽コンクール」2位、アジアクラッシックコンサート優秀賞受賞。2006年、秋篠音楽堂でデビューリサイタル。2009年、大和高田さざんかホールにてホール共催リサイタル。2010年、ザ・フェニックスホール、2014年、岸和田市立自泉会館にてリサイタル開催。以降毎年リサイタルを開催。2018年にはCD「白秋」をリリース。
また合唱指揮者ヴォイストレーナーとしての評価も高く、現在定期で6団体の合唱指導の他、多くの合唱団や劇団に招かれている。
日本演奏連盟、日本シューベルト協会、堺シティオペラ、奈良県音楽芸術協会、桜井市音楽協会各会員。一般社団法人まほろば芸術ラボ(AMAL)理事長。

山口美樹子 ピアノ

宮城県仙台市出身。ヤマハ音楽教室にて作曲を学ぶ。全東北ピアノコンクール第1位文部大臣奨励賞受賞。桐朋学園大学演奏学科卒業後、ドイツ・ヴュルツブルグ音楽大学マイスターコース卒業。在学中に、バイエルンラジオ放送局出演、学内オーケストラとのピアノ協奏曲演奏。これまで主に、野田千秋氏、庄子みどり氏、山田富士子氏、ベネディクト・ケーレン氏、ペーター・ボルフェルダー氏、を師事する。2014年高槻市摂津峡に音楽サロン「摂津響Saal」(せっつきょうザール)をオープン。世界各国から著名なアーティストを迎えてリサイタルを開催。またレーベル響を立ち上げ、CD「白秋」をリリース。2018年一般社団法人まほろば芸術ラボ副理事長。

問:摂津響Saal  080-3031-4311 mion09092014@yahoo.co.jp 〒569-1051 大阪府高槻市原104-95

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2019.2.14(木)13:00「おきがるタイム」vol.141


マコルネのおきがるタイム@FMhashimoto  第2・第4木曜日 13時からの2時間番組
パーソナリティー マコルネがシャンソン・タンゴ・昭和歌謡などの音楽をお届けします。

インターネット放送(サイマルラジオ)に対応。PCの方はこちら http://816.fm/816hp.asx
スマホの方は、アプリ設定等こちら http://816.fm/?page_id=71

【曲予定】白い冬 シェルブールの雨傘 モンパリ 街角 想いのとどく日 ヴァレンタインレイディオ マイファニーヴァレンタイン 北風ランドへとびだそう 雪はこどもに降ってくる 恋の季節 恋のしずく 白い色は恋人の色

【コラム】2月17日 西新宿 淀橋会館 日本アコーディオン協会&弾き初め大会
2月24日 地域サービス演奏・・・と続きます。

2月9日(土)ミュージアムコンサートの様子。奈良県立美術館 にしくん and  なってぃ (アコーディオン & リコーダー)


2019年2月2日(土)第8回「目の不自由な方の交流会」演奏の事


2019年2月2日(土)第8回「目の不自由な方の交流会」演奏の事

この日は、とても暖かい日だった。3日は 節分 立春。天気がよかったのが何より。
「ある時に、病気や事故で目がみえなくなってしまった。突然、角膜変性症になった。コンタクトレンズで角膜を傷つけて 視力が悪くなったなど」
思いのうちを話してくれました。今回は、30名ほどの方が集まった。今回、広域にお声かけされ これまでの最大人数での参加になられたよう。

晴眼者は、点字サークルの方や、朗読サークルの方などが参加された。視覚部会の方と介助者や晴眼者がより交流が深まった。
前半は 読み聞かせ(朗読)のコーナー 3部ほど 一部抜粋で聞いていた。声、音の世界 ダイレクトに伝わってきました。

後半、アコーディオンのコーナーがはじまりました。熱心に耳を傾けていただけ、話を交わしたり、時にはどっと笑い
場の雰囲気がとてもよかったです。10曲近く懐かしい歌は、すぐに歌われ 大合唱となりました。
若い方が参加されてましたが 新鮮だったようです。そして、シャンソン・タンゴの名曲をお聴きいただきました。
また、アコーディオンを触ってもらったりしました。

最近、「触る写真展」があったことを思い出しました。この記事がよいと思います。https://japan.cnet.com/article/35115816/

柔らかな世界の輪にいてよかったと、改めて感じた次第です。ありがとうございました。


珍寿の「求愛」寂聴の世界


珍寿(95歳)の「求愛」寂聴の世界

珍しいという漢字 偏とつくりに分解し 王は 1 10 1 で  つくりは 8 3 で 合計 12 + 83 = 95 からきているそうだ。
「求愛」というと 鳥のすがたを思うが 鳥だけでなく 人間も求愛するのだから。

先日の朗読の会の時 一部始終を聴いた。
95歳が書いた作品と思えない語り口。若い世代の恋愛小説のようだ。現代の言葉が出てくる。コンビニ ケータイ・・・モバイル(?)
そして、モビール。登場人物のヒロインの部屋には 影絵のキャンパスがあり そこで繰り広げられる男女のやりとり。
陰影がイメージをかきたてる。もちろん寂聴らしいドロドロしたところがでてくる。

寂聴は宣う。この世の中は 男と女でしょ。喧嘩は、どちらかが一方的に悪いってことはないのよ。
私は 長生きしているのは 一人だったから。今、書けるものは、やはりリアル感のある愛。自伝のようなものを描くのは苦手で
作品の中に投影していく・・・

お元気になられたのなら何より。やはり「表現する人」なのだと思う。

昨年うかがいました「寂庵」5月の頃。
緑と石仏の慈悲のすがた。涅槃の姿をもうひとりの仏様がみている。なぜかホッとするのだった。

 

 

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「そっといちどだけ」・・・盲導犬「ステラ」


「そっといちどだけ」・・・

第8回「目の不自由な方の交流会」に出演しました。
ゲストは 2組で 前半は 「朗読の会」さん 後半は アコーディオンうたごえ

前半から聞かせていただきました。朗読は3本出てきましたが印象に残ったものをひとつ。
「そっといちどだけ」 盲導犬「ステラ(星)」が登場。ステラからみた世界と、それを見ている「天使」の言葉が印象的な絵本作品だ。
朗読は声だけの世界。朗読の凄さが。思いが滲み出る。会場は感動していた。

ステラと「あかね」との出会い、私を抱きしめてくれた日、喜びや叱られた日、役に立てなかった日、そして別れ。
新しい盲導犬への引き継ぎまでが描かれている。
訓練されている犬だから 人間以上に意志をくみとり 時には人間以上の事を成す。
盲導犬は、実は長生きできないことが多いと聞く。

自分は引退して新しい盲導犬に引き継ぐけど。
「時には、思い出してね」「ステラ ゴー」「ステラ グッド」という言葉に打たれた。
それが「そっといちどだけ」というタイトルの意味だ。盲導犬の私を抱きしめてくれた「あかね」とのよき日々の事が綴られている・・・

ステラは、あの盲導犬PRのスピカの事かな。
これは、泣かせる物語・・・

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シューベルト/即興曲第4番へ短調作品142-4


シューベルト/即興曲第4番へ短調作品142-4 Schubertiade(シューベルティアーデ)
シューベルトは、即興曲を8曲つくっていて、前半は作品90の4曲。日本では、ソナチネ以降の課程で弾ける作品として、発表会で聴くことがある。
作品90の方は、即興的に作曲された3部形式など 簡易的なものと捉えられていて練習曲のように思われているふしがあるかも。
ソナタ形式のような堅いものでなく こういったところから音楽の形式を学んでいくのがよいのだろう。

後半作品142の4曲は、ピアノソナタ1曲の楽章にあてはまるとシューマンは評した。
第1番 ヘ短調 第2番 変イ長調 第3番 変ロ長調 第4番 ヘ短調 たしかに関連性が認められる。
2曲目、3曲目が単独で演奏される。第1番、第4番ヘ短調は内容が深く盛られている。

第4番ヘ短調は「さすらい人シューベルト」がそこにいる。こちらは長編小説の幻想曲ヘ短調D940 をみてほしい。情熱的な作品。
スケルツァンドは軽快にという意味。変イ長調と変イ短調が交互に出てくるところがあり 表情の揺れ動きはラプソディ。
笑みをうかべるシューベルト。

音域は、ベートーヴェンのピアノソナタ「熱情」と同じ最低音Fから最高音Fとしている。
コーダについて、ベートーヴェンは左手最低音Fと右手Fからの下降となるが、即興曲では、右手最高音Fから一気に最低音F(左手)まで駆け降りている・・・

 

3拍子のマーチのような足どりがあるが 軽めに弾かれるとよい。

転調のうつろいが見事。

水を張ったような足取り デリケートに

ベースの移り変わりに気を付ける

コーダは、プレストで しかも FF アクセント
最高音Fから 最低音Fまで一気に駆け下りている・・・

Franz Schubert – Impromptu, D 935 – No. 4 in F Minor, Andras Schiff, piano

ウィーン中央墓地にある シューベルトの墓 ベートーヴェンの隣に建てられた。


2019年3月23日(土)15:00 世界文化遺産「丹生都比売神社」バッハ・イン・ザ・サブウェイズ2019


2019年3月23日(土)15:00 世界文化遺産「丹生都比売神社」バッハ・イン・ザ・サブウェイズ2019
入場無料 JR和歌山線笠田駅よりコミュニティバス「丹生都比売神社」行終点下車 無料Ⓟ有

世界文化遺産「丹生都比売神社(にうつひめじんじゃ)」さまの「神社だより」に掲載されました。ぜひ、ご参拝くださいませ。
神社さまのHP https://niutsuhime.or.jp/
神社だより https://niutsuhime.or.jp/all/news/p-20190118/

和歌山会場はこちらの神社さまで開催いたします。高野山発祥の神社「丹生都比売神社」(紀伊国一宮)
ぜひお越しくださいませ。【入場無料】高野山には、景教「キリスト教」のお墓があります。

【バッハ・イン・ザ・サブウェイズ2019】 3月21日(祝)22日(金)23日(土)24日(日)の4日間 あなたの街で バッハの音楽が聴けます。【入場無料】#BachintheSubways2019
世界中で音楽の父バッハの生誕日を祝うムーブメント。世界40カ国140都市以上が参画する。日本は2015から参画。私はオーガナイザーをつとめます。2010年3月21日、ニューヨークの地下鉄の駅で一人のチェリストがバッハの無伴奏チェロ組曲を弾いた。彼はチップを受け取らなかった。かわりにポストカードを手渡した。このムーブメントは CNNテレビにとりあげられました。創始者デール・ヘンダーソン。彼は、音楽を聴きに行く人が減っている事に警鐘を鳴らす。プロ・アマ関係なく参画し生の演奏のよる感動やパッションを訴える。ボランティア有志で行われるこの活動へ ご賛同いただける方を募集 ご協力をお願い申し上げます。(賛同者には 掲載WEBやチラシ等にお名前を掲載させていただけます)※このイヴェントでは、メディアをアップロードし共有します。

グローバルサイト(米国)【日本語】https://bachinthesubways.org/?lang=ja
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創始者 チェリスト デール・ヘンダーソン【英語】https://dalehendersonmusic.com/

バッハ・イン・ザ・サブウェイズジャパンフェイスブック【日本語】https://www.facebook.com/BachInTheSubwaysJapan/
ツィッター【日本語】https://twitter.com/bachsubwaysjp
実行委員(オーガナイザー)  http://www.nishikunn.net/nishikunn_wp/
実行委員会  http://bach.classical-fan.club/

D 2019年3月23日(土)14:30 開場 15:00 開演
演奏者 西辻善則 (アコーディオン、ピアノ)兵藤眞規子(フルート、アコーディオン)横山亜美(ヴァイオリン)富田素行(チェロ)
曲目:G線上のアリア パストラーレ ガヴォット 他

問い合わせ:実行委員会 090-2100-3258 メール bach.it.subways.j.k@gmail.com アクセス 丹生都比売神社  0736-26-0102

プロフィール:

西辻善則 (アコーディオン ピアノ)

ピアノを8歳より。ピアノチューナーになり、ヴァイオリンと合唱を学ぶ。大阪音楽大学夏季短期講座指揮講座・合唱指導講座を修了。アコーディオンを2004年はじめる。2005年、JAA国際アコーディオンコンクール第3位入賞。シャンソンコンクール審査員をつとめる。2013年FMはしもとパーソナリティに。昭和歌謡・シャンソン番組と クラシック音楽番組を担当している。日本アコーディオン協会理事。市ボランティアサークル連絡協議会副会長。バッハ・イン・ザ・サブウェイズ2019実行委員。

兵藤眞規子(フルート アコーディオン)

4歳からピアノ、13歳からフルートをはじめる。武蔵野市民交響楽団、アンサンブル横河を経て現在はオーケストラ千里山でオーケストラプレイヤーとして活動する。またイル・チェーロ合奏団として室内楽の依頼演奏を請けている。フルート、ピッコロを万谷正伸氏(元大阪市音楽団)に師事。2014年からアコーディオンを杉村壽治氏(全関西アコーディオン協会長・元NHKのど自慢伴奏者)に師事。神戸薬科大学卒業、薬剤師。

横山亜美 (ヴァイオリン)

大阪の箕面市生まれ。6歳よりヴァイオリンをはじめる。父 故 横山莞五、母 故 清水玲子、ナンドール・セデルケニ氏(元大阪センチュリーオーケストラコンサートマスター)に師事。2008年よりイタリアに留学、ラウラ・ゴルナ氏師事のもとで2013年クレモナ国立クラウディオ・モンテヴェルディ音楽院を満点で卒業。同年、フィレンツェ・クレッシェンド国際ヴァイオリンコンクールソロの部で第一位を受賞。イタリア・シエナ・キジァーナ音楽院にてサルヴァトーレ・アッカルド氏に師事。またザハール・ブロン氏、アーロン・ロザンド氏らのマスターコースも受講。日本へ完全帰国後、2014年に大阪ザ・フェニックスホールにてデビューリサイタルを行い好評を得る。これまでにフェリックス・アーヨ氏(元イ・ムジチ合奏団)やルッツ・レスコヴィッツ氏らとも共演する。現在は生まれ育った大阪箕面を拠点に、国内各地でソロ、室内楽の演奏活動をしている。また、関西在住のプロ演奏家を中心に結成された室内オーケストラである、セレーノ・チェンバーオーケストラの常任コンサートマスターを務める。その他、2012年度より現在まで 「鳥取県東部地区青少年のための弦楽入門講座」 においてヴァイオリン部門講師を務めており、後進の育成にも力を注いでいる。2017年ファーストアルバム「A piacere ~Bach & Telemann for solo violin~」をリリース。

富田素行 (弦楽器製作家 アマチュアチェリスト)

愛知県出身。 大学の入学式で威風堂々を初めて生で聴いたことをきっかけに大学オケにてチェロに出会う。 2007年弦楽器製作を目指してイタリアのクレモナ市にある国際アントニオ・ストラディバリ・バイオリン製作学校(International School of Violin Making “Antonio Stradivari”)入学。 製作学校在学中にヴァンナ・ザンベッリ(Wanna Zambelli)氏に木工の基礎を、 ダニエレ・スコラーリ(Daniele Scolari)、マッシモ・アルドリ(Massimo Ardoli)各氏に楽器製作とニスを、 アレッサンドロ・ヴォルティーニ(Alessandro Voltini)、クラウディオ・アミゲッティ(Claudio Amighetti) 各氏に楽器修理の基礎を学ぶ。 製作学校を卒業後、Massimo Ardoli氏の工房にて製作技術を磨く。 また上記製作学校を卒業後、音響学に基づいた楽器製作、及び調整のコース“IFTIS”に学ぶ。 現在、大阪府箕面市の自宅にて製作活動を続ける傍ら、弦楽器の魅力にできるだけ多くの人に触れてもらいたいとの思いから、ヴァイオリニスト横山亜美とともに関西各地で製作家としてのトーク、そして本人製作のチェロ体験会を含めたミニコンサートを定期的に行なっている。

 

こちらは前回のプレビュー。

 

開催前に神事が執り行われ玉串を奉納、その後、拝殿から神殿に向かい、祈りのバッハを演奏。
音楽が吸い込まれる体験をしました。


2019年2月18日(月)12:00「Waniスタ・ランチタイム」出演「FM八ヶ岳」82.2MHZ


2019年2月18日(月)12:00「Waniスタ・ランチタイム」「FM八ヶ岳」82.2MHZに出演します。

2月18日(月)12:00「Waniスタ・ランチタイム」パーソナリティ 五味愛美さん HP:http://gomigocan.main.jp/index.html

八ヶ岳ミュージアム協議会の松村雅子さま(えほん村 HP:http://ehonmura.jp/)からスペシャル・サンクスをいただきました。
松村さまは、土曜・日曜 12:00「マジョのあのね」を担当されています。こちらもどうぞ お聴きください。

3月21日(祝)14:00開演 地域初開催の「バッハ・イン・ザ・サブウェイズ2019八ヶ岳 リードオルガン美術館」についての情報
開催会場 八ヶ岳リードオルガン美術館(北杜市長坂町小荒間1572−41 TEL 080-5532-2126 )館長 原せつ子さん 専属オルガニスト 原規之さん 実行委員 西辻善則 が
音楽を交えながらお話の予定です。ぜひ お聴きください。

インターネット放送 サイマルラジオに対応していますので インターネット環境のある方は、
JCBA(サイマル放送 ホームページ https://www.jcbasimul.com/ )
「関東」をクリック、画面下の方にある FM八ヶ岳/山梨県
「LISTEN」(聴く)をクリックすると再生されます。

FM八ヶ岳は、82.2MHZの放送局。

韮崎サテライトスタジオについて
非営利活動法人(NPO法人)が運営する 山梨県北杜市、韮崎市を中心に峡北広域行政圏を対象エリアとしたコミュニティ放送局です。大自然の息吹を伝える「観光情報局」として、市民生活に密着した「生活情報局」として、行政などとの密接な連携によって水害や地震にいち早く対応できる「防災・災害情報局」として、活力ある地域づくりに寄与しています。http://www.nirasaki-nicori.jp/1f_FM.html


「風の歌」カルカント


「風の歌」カルカント 「風の歌」辻宏先生の著本を読んで

音が鳴るというのは 簡単な気がするがそうではない。出したい音が出せるには、技術、音響、楽器が関わってくる。
私たちはメディアの発展により演奏をライブ以外で聴く事ができるようになったので そのイメージを持っている。

楽器については、技術者のサポートが欠かせない。ピアノは、調律師の手をかりなければいい状態を維持できない。
オルガンの場合は、ビルダーによるメンテナンスが不可欠となる。

発音については ピアノはハンマーが弦を打ち振動することにより発音され減衰していく。
リードオルガン、アコーディオンは、発音が少し遅れて出てくるが 減衰は最後までコントロールできる。
リードオルガンは足踏みで空気を送るので発音が遅れないようにすることが肝要。もちろんタッチが重要。
アコーディオンは、蛇腹(ベロー)の押し引きで空気を送っている。蛇腹のコントロールで音楽の表現をする。

【あるホールの電気モーターの部分】静かにしていると モーターのブーンとした小さな音が聞こえている。

パイプオルガンの場合は、断定的な明瞭な響きで 減衰は鍵盤が離れてから残響と関係がある。
響きを考えたタッチが重要。現在は、電気でモーターを回し鞴(ふいご)へ空気を送り込んで、複数の鞴を膨らませておくことで発音できる。
電気が発明されたのが1879年。それまでは「カルカント」と呼ばれる複数の人でオルガンは鳴っていた。
もちろん、オルガンのストップや会場の響きが重要であることは間違いないのだけれども。

あるオルガンの場合、白鍵のパイプは左に黒鍵のパイプは右側に位置しいろいろなところから共鳴し響く。
ペダルを鳴らすと、より共鳴する。

現在も「カルカント」が必要なオルガンがあり、時々募集しているようです。機会があればやってみたいですね。