2018.11.8~25「第10回浜松国際ピアノコンクール」
国際音楽コンクール世界連盟 世界128のコンクールが連携している。
ほぼ毎回(おそらく初回のみ×)このコンクールのファイナルをみてきた。 1日目は 3人 2日目は 3人 表彰式。記者発表。
国際コンクールにふさわしく 課題曲が多彩で ピアニストが悲鳴をあげるほどの体力と精神力、もちろん 芸術力を競う。
第1次予選は、72名→24名 20分の演奏だが、インパクトがあるかどうか。大きなカギになる。
第2次予選は、24名→12名 委嘱作品の新作演奏など40分。ボリュームがあり、イメージ力・精神力をも要求する。
第3次予選は、12名→6名 弦楽四重奏曲のアンサンブルなど。繊細な表現力を要求する。
本選 6名 ピアノ協奏曲を演奏。管弦楽と対等に演奏できるヴィルトゥーゾ性を持っているか。
準備がいることも確かだ。そのため「3年」という期間は丁度よいかもしれない。出場に関しての年齢制限がある。
日本では、以下のコンクールが世界連盟に該当する。なお、コンクールの種類として、
仙台のみ ヴァイオリンとピアノの2部門である。
ピアノは 2 オルガンが 1 フルート 1 オーボエ 1 室内楽 1 オペラ 1
(次回開催予定時期により表示)
国際オーボエコンクール(東京都千代田区)前回 2015年9月 3年毎
浜松国際ピアノコンクール(静岡県浜松市)前回 2015年11月 3年毎
仙台国際音楽コンクール(宮城県仙台市)前回 2016年5月 3年毎
大阪国際室内楽コンクール(大阪府大阪市)前回 2017年5月 3年毎
静岡国際オペラコンクール(静岡県浜松市)前回 2017年10月 3年毎
神戸国際フルートコンクール(兵庫県神戸市)前回 2017年5月 4年毎
武蔵野市国際オルガンコンクール(東京都武蔵野市)前回 2017年9月 4年毎
高松国際ピアノコンクール(香川県高松市)前回 2018年3月 4年毎
国際的には、三大コンクールを主軸として たくさんのコンクールが行われています。
ショパン国際ピアノコンクール(ポーランド・ワルシャワ)5年毎 ※ピアノ部門
チャイコフスキー国際コンクール(ロシア・モスクワ)4年毎 ※ピアノ、ヴァイオリン部門
エリザベート王妃国際音楽コンクール(ベルギー、ブリュッセル) 毎年 ※ヴァイオリン、ピアノ、声楽、チェロ部門(2017年から)を交互に開催(作曲部門は2013年に中止)
ロン=ティボー国際コンクール(フランス・パリ)ヴァイオリン、ピアノ、声楽部門を交互に 次回 2018年10月 ヴァイオリン 2019年 ピアノ 2020年 声楽
ミュンヘン国際音楽コンクール(ドイツ、ミュンヘン) 鍵盤(ピアノ、ピアノ・デュオ、オルガン、ハープシコード)声楽、
弦楽器(ヴァイオリン、ヴァイオリン&ピアノ、ヴィオラ、チェロ、チェロ&ピアノ、コントラバス)
管楽器(フルート、オーボエ、バスーン、クラリネット、トランペット、ホルン、トロンボーン)
アンサンブル(弦楽3重奏、弦楽4重奏、ピアノ3重奏、管楽4重奏)打楽器他(パーカッション、ハープ、ギター、リコーダー、サックス、ピアノ読譜)
このコンクールの凄いところは 多彩な部門での審査。
ブゾーニ国際ピアノコンクール(イタリア、ボルツァーノ)前回 2016年予選、2017年セミファイナル 次回 2018年予選 2019年セミファイナル
リーズ国際ピアノコンクール(イギリス、リーズ)前回 2015年9月 3年毎
ヴァン・クライバーン国際ピアノコンクール(アメリカ フォートワース)前回 2017年5月 4年毎
など・・・
今回の審査委員長は 小川典子氏 愉しみである。