Author: nishikunn

☆PCPAL代表取締役 日本アコーディオン協会理事 FMはしもとパーソナリティー  ピアノテクニシャン  なにわシャンソンコンクール審査員 市ボランティアサークル連絡協議会副会長 TOPページへnishikunnのページ

名勝 依水園 


名勝 依水園 江戸時代前期の庭園と明治時代の庭園を模したつくり 代表する庭園建築のひとつ。

前園は 茶室「三秀」がメインとなる。後園は、寧楽の都(ならのみやこ)をモチーフに。絶妙な空間設計は 見る者を感動させる。借景というと、横浜の三渓園もあるが、ここも立派に整えられている。ちなみに 寧楽美術館(ねいらくびじゅつかん)が隣接する。


天竜峡 紅葉


天竜峡(標高382m)ライン下り。天竜川は、長野県諏訪湖を源流に太平洋へ流れ注ぐ一級河川。全長213kmあまり。伊那・飯田・愛知県の一部・浜松市・磐田へ。天竜川というと、新幹線の車窓からみえる天竜橋と富士山が印象的。

天竜峡は 川幅が狭く入りくんでいるために 奇岩など景勝に富むところ。日本は四季折々の景色が万とある。夏は 冷涼な気候で避暑ができ 秋は紅葉が楽しめる。

姑射橋(こやきょう)から 散策コースが整備されている。龍角峯(りゅうかくほう)をのぞむ

 

つつじ橋 全長80m 防護ネットは2011年ごろに設置された。吊橋 弾力に富む。雨の後は 滑るので気をつけて。

姑射橋(こやきょう)から

エメラルドグリーンの色 ライン下り 3社が運営している。2011年に転覆事故が起き、以来 救命胴衣を着けるようになった。もちろん 安全管理には気をつけている。

下りは船着き場へ。そして 電車またはバスで上ってくる。電車は 3駅分。天竜駅へ戻った。

天竜峡公園には 地元 代田銀太郎が作詞した「モンテンルパの夜は更けて」の歌碑がある。
日本とフィリピンとの友好の徴である。


大念仏「狂言」 これが「日本」


登録無形民俗文化財「狂言」 百年以上の歴史をもつ

鎌倉時代の円覚上人が 念仏の妙理と勧善懲悪 因果応報の道理を説くために
はじめた。セリフが全くなく 仕草だけで演じられるのが特徴。

この歴史を引き継ぐのが「神泉苑狂言」30ほどの演目があり、宗教もの 世話物 太刀ものなどに分類される。仮面をつけ 鰐口(金鼓)太鼓 笛の囃子に合わせ演じられる。

歌舞伎とは 全くもって違う 古典伝統芸能のひとつ「狂言」

仮面・衣装は明確ないでたち。音楽はシンプルだが、その「金鼓」の強弱や高低ある笛の音色がひきたてている。「金鼓」の音は、最初かなり気になったが慣れてきた。「音楽」がなければ、面白くない。足の踏込の音が大きいのに驚いた。

セリフは一切ない(パントマイム)とどこが違うのだろうか。古代ヨーロッパでも無言劇が存在する。演技はダイナミック 、舞台から飛び降りるシーンがあった。ちゃんばらのシーンがあるが、限りある舞台を有効につかい大きくみせる。セリフがなくてもわかるのだ。演技がクライマックスを迎えると外から掛け声が出て、それも心地よい。時には、観客から歓声が上がる時がある。

「間」「無常」が日本文化といわれる。されど「日本」

「間をもって 間を制する文化」を じんわりと感じる。伝統芸能は大切にしなくては。


十三夜 


十三夜(11月1日) 十五夜と対である 古来から日本にある 観月の風習。十五夜(10月4日)のみは 片見月とよばれ 縁起がかつがれた。晴天率が高くなること 夜がながくなることから 収穫されたものを供え 酒をくみ 愛でる。

台風一過で 木枯らしが吹き 紅葉がすすんだ 11月1日 今宵が十三夜。夕方は、陽の光が柔らかで 落日する。月がみえた。

黄昏をみると その西方浄土は まだ行ったことのない世界。あの人は 元気でいるのだろうか。今度 いつ 会えるのだろうか。

夜 月がみえるのは 結構なこと。自らが影になって 輝くのを支えてあげる。それが「月」。日だけでは 休まることを知らない。月 夜があることで 私たちは 体と心をやすめる場所があること。光をたたえる。影があるから 光は 映える。影が深いから 光はひきたつ。

月と太陽は陰と陽の象徴であり、月は「お陰さま」の心に通じる。収穫物は生きる糧、支えに対し、月見をし感謝をする・・・


201711.9(木)13:00「おきがるタイム」vol.111


ティーブレイク@マコルネのおきがるたいむ(第2・第4木曜13時~15時)シャンソン タンゴ 昭和歌謡(J-POP)音楽とトークをお届けする2時間。パーソナリティ マコルネ ネットラジオ(pc)http://816.fm/816hp.asx スマホアプリ TuneIn Radio 設定http://816.fm/?page_id=71

【曲予定】アメイジンググレイス 秋のコンチェルト ゴンドリエ 石井好子 さらば友よ ラ・カチーラ アリア アヴェマリア ミルヴァ 秋だったよ リンゴ村だより 旅の夜風 北上夜曲 風 はしだのりひことシューベルツ

【コラム】11月5日 ふれあってseibu の事、それから中旬に「介護支援講師」で講演会をします。このところの 週末の雨ですが 寒さが一足早くやってきました。11月1日は 十三夜 11月7日は 立冬。落葉がすすみます。


ブラームス 11のコラール前奏曲Op.122「おお世界よ、われ汝より去らざるをえず」


Brahms ブラームス O Welt, ich muss dich lassen 11のコラール前奏曲 Op. 122
「おお世よ、われ汝より去らざるをえず」から第1曲 Mein Jesu, der du mich 「イエスよ、われを導きたまえ」

ブラームスは、少ないがオルガン曲を残している。初期の時代と、晩年にあたる。
初期は、母が他界した時。その頃は、ドイツレクイエムも作曲している。そして1896年、クララが亡くなった。知らせが遅れ、かけつけたが葬儀の後だった。「この世ではすべてが虚しい。私が本当に一番大切な人を今日、葬ってしまったのだ」大きな衝撃を受けた。ブラームスの「秋のソナタ」、ブラームスに残されたのは1年だった。
ブラームスは 第11曲「おお世界よ、われ汝より去らざるをえず」で筆をおいた。

コラール前奏曲とは、バッハの時代、新教プロテスタント=ルター派教会の賛美歌の前に導入する曲。ルターは、ラテン語でなくドイツ語を用いるべきだと主張する。賛美歌が必要なため、バッハが支えとなり宗教曲が生み出された。それから100年経ちバッハの音楽は、メンデルスゾーンによって復活し、発掘され研究される。コラール前奏曲は、演奏会用に変わっていったと考えられる。

ブラームスは、コラール前奏曲を何のために作曲したのか。それは、クララへの追憶と自分のために。敬愛するバッハに尊厳をいだきながら、オルガンという楽器に託した。

全11曲だが、同じ曲名のものが2曲づつある。これは、バッハ的に考えてみる。「音楽の捧げもの」や「フーガの技法」においてコントラブクスト1、2など変奏的に示している事から「鏡像」とするのか、それとも「続編」としてみるのか 興味深い解釈になる。

よく聴いてみよう。

第1番 Mein Jesu, der du mich/イエスよ、われを導きたまえ
第2番 Herzliebster Jesu/最愛のイエスよ
第3番 O Welt, ich muss dich lassen/おお世界よ、われ汝より去らざるをえず(1)
第4番 Herzlich tut mich erfreuen/心よりの切なる喜び
第5番 Schmucke dich, o liebe Seele/ああ愛する魂よ。汝を飾れ
第6番 O wie selig seid ihr doch/おお、あなたはなんと至福なのか
第7番 O Gott, du frommer Gott/おお神よ、慈悲深い神よ
第8番 Es ist ein Ros’ entsprungen/一輪の薔薇が咲いて
第9番 Herzlich tut mich verlangen/わが心の切なる願い(1)
第10番 Herzlich tut mich verlangen/わが心の切なる願い(2)
第11番 O Welt, ich muss dich lassen/おお世界よ、われ汝より去らざるをえず(2)

私は、特に1曲目が ブラームスの本意を示していると思う。

第1曲 Mein Jesu, der du mich 「イエスよ、われを導きたまえ」
ブラームスの円熟期から晩年に「諦観」の技法が。つまり、動機を丹念に織りなしてゆく、古典的な手法。地味であるが 情緒が深く刻まれ 聴く人にしみじみと感動を抱かせる。そこに無駄はほとんどなく曲のどこかの素材の音である。また、カノンのように追走し、変容して和声を入念に仕上げている。

コーダ 半音階的に動機を丹念に織りなしていく 16分音符の走句は途切れる事なく 曲全体を纏っている。


2018.1.7(日)11:00~「ミュージアムコンサート」出演 


恒例となった「ミュージアムコンサート」

1/7(日)11時から 出演します。にしくん & なってぃ with ひろみ (リコーダー & アコーディオン)昭和歌謡 歌謡曲などお届けします。

展覧会は 11月23日(祝)から 2018年1月14日(日)まで

特別展「ニッポンの写実 そっくりの魔力」
お問合わせ先 0742-23-3968 (奈良県立美術館)

【同時開催・連携展示】
明日香村による連携展示「明日香まるごと博物館-全域に文化財が眠る村とその魅力-」
約1400年前に都が置かれた明日香村とその魅力を現地で感じていただくための
古代と現代が融合した村の取組を紹介します。

料金 一般 800円


「リラ・クラシック」2017.11.18(土)7:00「ブラームスの秋」 vol.27


「リラ・クラシック」は、クラシック音楽でリラックスする60分。第3週・第5週土曜 パーソナリティ マコルネがお届けします。全国、全世界ネットラジオ(PC)※パソコンの方は、リンクをクリック 視聴できます。 http://csra.fm/asx/hasimoto.asx スマホアプリ(TuneIn Radio)。アプリを 設定するとモバイルで視聴できます。 http://816.fm/?page_id=71

【曲予定】ピアノ協奏曲第1番ニ短調より第3楽章 4つの小品 作品119より 第1曲 間奏曲 ロ短調 第4曲 ラプソディ 変ホ短調 ラドー・ルプー 交響曲第3番ヘ長調より第3楽章 他 アバド指揮 ウィーンフィル 11のコラール前奏曲 Op. 122 より 第1曲 I. Mein Jesu, der du mich(わが主よ、われを導きたまえ)バウワー オルガン

「秋のソナタ ブラームス」という言葉を聞いた。音楽学者の三宅幸夫氏(1946.2.3~2017.8.14)である。尽力された事に感謝したい。ブラームスは ハンブルクに生まれ ウィーンで活躍した。20代にソナタ ピアノ協奏曲を作曲、シューマンが音楽評論にブラームスを紹介した。当時、シューベルト メンデルスゾーン リスト など ロマン派の流れが加速するなか 交響曲第1番は20年の歳月を要し、ベートーヴェンの後継であると認められた。徹底した動機の活用、節約により、現代音楽に通じる技法につながった。時代背景として ブラームス ハンス・フォン・ビューロー VS ワーグナー ヴォルフ の論陣をはり また ドヴォルザークを支援したが、同業者 マーラー ブルックナーには 素気なく、J・シュトラウスとは親交が篤く 生涯続いた。

3つの間奏曲ロ短調作品119-1 この作品は、私のブログ「灰色の真珠」の命名のきっかけとなった。クララがブラームスに送ったメッセージ「曇っているが貴重である」から。

この他 6つの小品 作品118の第6曲 変ホ短調は 完成されなかった交響曲第5番の緩徐楽章に構想されたが 変更されたもの。晩年の「ペシミズム」とラプソディの諦観が織りなす。
エフゲニー・キーシンは、精神的に難しいこの作品を 渾身の情感を込めて演奏している。秋の終わり、枯葉だけでない木漏れ日のような光を見出せる美しい音楽・・・音楽は「人生」歓びも 哀しみも すべて受け入れる・・・

作品118の6 変ホ短調 エフゲニー・キーシン

私的には バッハを敬愛し 自らのために書いた「11のコラール前奏曲」は 「ブラームスの秋」を感じる作品ではないだろうか。記事はこちら

「赤いはりねずみ」は、ブラームスのニックネームである。というのも ウィーンの楽友協会近くの「赤いはりねずみ」というレストランがあり ブラームスはほぼ毎日ここにきて食事をしていた。
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https://youtu.be/xS67slpPkDM

レオンスカヤは ブラームス弾きとして代表的なピアニストの一人。ピアノ協奏曲第1番ニ短調 20代の大作。苦心して作曲されたにも関わらず 初演は失敗に終わった事で クララとの甘い思い出もしまいこんだままとなった。この作品は 聴いていくうちに味がある。特に2楽章の ピアノとオーケストラとのかけあいが 二人を表現している。演奏されてこそだ。ブラームスは慎重にならざるを得ず 交響曲第1番の発表は20年の歳月をかけ、40代まで待つしかなかった。「ドイツ3大B」と呼ばれるようになり 古典派を守った。

これは、原宿にある「ブラームスの径」

ウィーン中央墓地にある ブラームス。隣には ヨハン・シュトラウスの墓がある。


2017.10.26(木)13時「おきがるタイム」vol.110


ティーブレイク@マコルネのおきがるたいむ(第2・第4木曜13時~15時)シャンソン タンゴ 昭和歌謡(J-POP)音楽とトークをお届けする2時間。パーソナリティ マコルネ ネットラジオ(pc)http://816.fm/816hp.asx スマホアプリ TuneIn Radio 設定http://816.fm/?page_id=71

【曲予定】LOVE IS ALL 椎名恵 サンフランシスコの6枚の枯葉 毛皮のマリー 失われた小鳥たち 思いの届く日 冴木杏奈 Indifference(無関心)Les Forains(旅芸人)リシャール・ガリアーノ 野菊 平城山 鮫島有美子 柿の木坂の家 青木光一 東京バスガール 初代コロンビアローズ 百万本のバラ 加藤登紀子

【コラム】10月14日(土)13時30分~ 「石景庵(せっけいあん)ランチタイムコンサート」 10月21日(土)18時30分~ 「フリースペース横田スタジオ ハロウィンライブ」の事。


第69回「正倉院展」10/28(土)~11/13(月)


第69回「正倉院展」 10/28(土)~11/13(月)
奈良国立博物館 〒630-8213 奈良市登大路町50番地

毎年 楽しみにしている「正倉院展」

きっかけは 20年以上前に 螺鈿の琵琶をみたことから。また 同時に
「法隆寺 獅子狩文」をみて感動した。「法隆寺 獅子狩文綿」は 国宝である。

そのイメージを探していたら、「法隆寺 獅子狩文」の箱(重箱 蓋 硝子)が手に入った。漆塗りと 硝子の文様は気に入っていて 宝物のひとつ。

これは 2015年のパンフレット そうです。この琵琶です。


台風21号 爪痕


台風21号 爪痕

台風といえば 一年に3個くらい上陸・接近し 通過していくもの。南西諸島など 通り道では
対策をたてているのか 被害を最小にする知恵ができている。実際 被災者のニュースに出てくることがほとんどない。

残念なのが 警戒情報を出しているのに 被災してしまうこと。外出は控えなければならない。
土砂災害警戒区域(ハザードマップ)では、避難指示、避難勧告が出されれば避難所に避難した方がよい。状況がひどくなり、避難できず災害が発生し被災してしまう。

10月中旬ともなるのに 台風が発生 しかも それるのではなく 9月と同じルートを通過してくるようだ。今回の台風 強風域が1900kmと 日本列島全体を覆う 超巨大な勢力。また
海水温が高いため 沖縄では熱波で 30度以上の日が10月にもかかわらず続いているという。

前線が動かないということは 溝ができている。寒気と暖気がぶつかって 譲らない状態。北側では 北風が吹き 気温が低い。さきほど 市の防災無線からの放送があった。窓をあけてないので かすかに聴こえる程度。そして 風も強くなってきた。今回の台風は 大きく曲がらない。

そういえば体感として、秋雨前線が日本に停滞、しかもほぼ1週間程度。台風は、高気圧のへりを通るというがそうだろうか。高気圧が弱いのでは。夏のような湿っぽい猛烈な雨でなく(30mm)中程度の雨が断続的に降り続いた。風もほとんどない、冷たい雨。そして、台風本体が近づいてくると(60mm)豪雨が降るが、全体的に断続的な雨が威力で地盤がもたず崩落する。本体が、暴風雨域を過ぎていくあたりから、猛烈な風が吹いた。南東側の斜面の急峻な河川、または河川幅が狭く、許容量を超えた地域では、浸水し被害が出た。

土砂崩れで通行止め 浸水しているところは 水が引くまでは 近づかない事。台風のエネルギーは凄まじい。これは まさに 前線の中に飛び込んで 災害をもたらす台風のイメージだった。

被災された方を見舞うとともに 復旧を願っています。

地球の外から 台風をみる。