処暑 中央アルプス最高峰「木曽駒ヶ岳」2956m 気温20℃
木曽山脈は中央アルプス。日本百名山、新日本百名山、花の百名山とも。木曽駒ヶ岳のピークは、宝剣岳(2931m)、中岳(2925m)、木曽駒ヶ岳(2956m)、伊那前岳(2883m)。
何年か前に登ったが3回目かな。9月は御嶽山お鉢まわりを予定している。ロープウェイ・登山バスを使う登山は苦手。時間制限がある。まあ、山小屋に一泊するのがおすすめかな。中央アルプス駒ヶ岳ロープウェイは、通年営業しているのが驚き。スノーシーズンに、スキー板やボードを担いで滑れる。マイカー規制があるので菅の台バスセンター(標高848m)に駐車し、バスで約30分、しらび平停留所(標高1662m)まで上がり、ロープウェイで約7分、しらび平駅から千畳敷駅(標高2612m)まで標高差950mを一気に上がる。このロープウェイは、日本一高い標高に到着。1967年(昭和42年)から開業。また、日本一標高の高いところにある「ホテル千畳敷」が1989年から営業。値打ちがあるのだ。ちなみに、ロープウェイ割引はモンベルクラブや好日山荘、石井スポーツ、JAFなどで10%割引、そして株式優待券を入手すれば20%割引。時代の流れか、2023年4月からダイナミックプライシングが導入され、時期により料金が異なる。往復で最安値2290円、最高値3190円。登山バスは往復1660円。厳しい山岳道路のほぼ1.5車線を走行している。ところどころの待避所で待ち合わせし、スムーズに運行できるようにつとめている。30分の道はカーブが多く車酔いする人がいる。ロープウェイは30分間隔で、山岳バスも30分間隔のはずだが、シーズン中は臨時バスが10分間隔で対応。ここの魅力は、極端な話、ジーンズにサンダルでも標高2600mの絶景が見られる。散策エリア(一部、足元の悪いところあり)でも十分満足できる手軽さから大変人気が高い。土日祝は、激コミでこの時期の朝6時始発のバスが2時間待ちでも乗れないのがざらにあるとか。ハイシーズンでなければ、午前8時以降に空いていると聞いた。菅の台バスセンターは標高が800mなのに、この猛暑で気温は33℃、長袖だと汗だくになってしまう。半袖でも暑い。バス待ちで1時間くらい立ったが、熱中症への対策も必要。一方、ロープウェイの千畳敷駅は気温は20℃。半袖では寒く、一枚上着がいるだろう。さすがに短パンの人はいなかった。山の天気は急変しやすい。強風が吹けば、ジャンパーがいる。雨は勘弁、低体温症の危険がある。この時期でさえ、ホテル千畳敷のレストランでは暖房を入れているのだから。
コースタイム:登り2時間 下り1時間45分 八丁坂は、あせらず一歩ずつ慎重に。歩幅が均等にとれない。登攀するようなところもある。手をつかって登り下り。無理すると膝を痛めたりする。
8時15分 菅の台バスセンター →バス→ 8時45分 しらび平停留所着
9時00分 しらび平駅 →ロープウェイ→ 千畳敷駅 9時7分
9時25分 登山開始
10時30分 八丁坂を経て乗越浄土(2858m)
10時54分 中岳
11時24分 木曽駒ヶ岳登頂
11時37分 木曽駒ヶ岳下山
12時9分 中岳
12時34分 乗越浄土
13時22分 八丁坂を経て千畳敷駅 登山終わり
13時45分 千畳敷駅 →ロープウェイ→ しらび平駅 13時52分
14時10分 しらび平停留所 →バス→ 菅の台バスセンター 14時40分着
ロープウェイが到着する「千畳敷駅」ホテルが隣接
駅を出ると、この絶景。山デビューに最適。散策エリアは、千畳敷カールを1周する感じで。道は大きな石が点在するのでスニーカーの方がよい。
千畳敷駅 八丁坂の1時間の厳しい登りを超えれば、乗越浄土からは稜線上でゆるやかなアップダウンになる。
分岐点からは登山道。登山届が必要。山岳保険への加入の有無の記入欄がある。
八丁坂の半分を超えたところに小さな平場がある。お花畑が潤してくれる。さらにキツイ登りを超えると、階段が2つある。ここまで来ると、乗越浄土がみえてくるので「あともう少し」
乗越浄土(のっこしじょうど)標高2858m。広い稜線上の平場。左手に宝剣岳と宝剣岳荘。
宝剣岳がガスで真っ白なために、中岳と駒ヶ岳方面へ。
中岳は、なだらなか南側斜面と大きい岩の北側斜面。
山頂付近は大きな岩が多い。次は、駒ヶ岳方面へ。登り返しで手応えを感じる。
中岳から乗越浄土と宝剣岳。一瞬だけ山頂をのぞかせた。