Frohe Ostern! ハッピー イースター!
4月19日は 満月でした。イースターは その次の日曜日、4月21日です。
卵から 新しい生命を。ウサギは 繁栄のシンボル。主が復活され 本格的な夏がはじまります。
質素な雰囲気から華やかに。
バッハは復活祭オラトリオを作曲(1725年に作曲 4月1日に初演)しています。
Bach – Easter Oratorio, BWV 249 – Gardiner
☆PCPAL代表取締役 日本アコーディオン協会理事 FMはしもとパーソナリティー ピアノテクニシャン なにわシャンソンコンクール審査員 市ボランティアサークル連絡協議会副会長 TOPページへnishikunnのページ
ショパン/ピアノソナタ第3番ロ短調作品58(1844年)
円熟期の最大の傑作 精力を注いでつくられたソナタ。バラード4番 舟歌 チェロソナタと繋ぐ。ソナタの究極の完成型として他の作曲家を寄せ付けない。
霊感さえ感じる。リストがロ短調ソナタをつくっているが(1853年)影響を与えただろう。
第1楽章 4分の4 ロ短調 マエストーソ 決然たる動機が印象づける。優雅で感傷的な第2主題と対照的、美しい世界を彩る。
中間部は緊張が伴うがショパンの対位法の処理が見事に表れている。
第2楽章 4分の3 変ホ長調 スケルツォ 即興的で色彩がみえてくる。中間部は瞑想的。
第3楽章 4分の4 ロ長調 ラルゴ 夜想曲のようで悠久の時を奏でる。時間の長短をいうのではない。ショパン晩年の世界。
第4楽章 8分の6 ロ短調 プレスト 情熱的なロンドで決然たる動機が駆け巡る。1回目は 3連 2回目は 4連 3回目は 6連と
変容し強調される。コーダは長調となり高揚しレジェロなモーションが、圧倒的なテクニックを持って締めくくられる。
それは練習曲のようでもある。芸術性の高い音楽。ショパンのエチュードについてこのように謂われた事がある。
「手のねじれた人は、弾くべきでない。」そんな人に「24の前奏曲」をすすめたようである。
ドラクロワの描いたショパン像。私はむしろこのショパン像が真実だと。内面的には焔の如く燃え上がっていたがショパンの病が体を蝕んでいった。
Kate Liu – Sonata in B minor Op. 58 ケイト・リュウ シンガポール出身。
24歳 第17回ショパン国際ピアノコンクール(2015年)で第3位。マズルカ賞を受賞。米国、フィラデルフィアのカーティス音楽院で学ぶ。
カーティス音楽院といえば サミュエル・バーバー、レナード・バーンスタイン、ルドルフ・ゼルキン、ホルヘ・ボレット、アンナ・モッフォ
最近では、リチャード・グード ラン・ラン ヒラリー・ハーンなど 錚錚たる音楽家が誕生した。
第1楽章 ロ短調ではじまる。ソナタ第2番は変ロ短調の序奏が印象的だったが 3番では、直入に決然とはじまる。特徴である F♯ G B D のアルペジオが組まれている。
2番でも 半音階をスライドするアルペジオが使われていて、好まれているのだろう。変容しながら効果的に構成されている。
第2主題は コラール 穏やかで流麗なメロディ。第2番のコラールもよいが さらに装飾音などで彩りを添えている。バラード風にもとれる。
コーダ 第2番では、激しく叩き付ける連続和音だったが。第3番第1楽章は、アルペジオの流れ。それと対照的に 中間部は対旋律のみが強調されるので どう聴かせるか考えて弾かないとなんでもない音型となってしまう。ベートーヴェン的な構造的な音を追及したのであろう。
第3楽章は、ロ長調 4分の4 ノクターン風。慰めの儚いメロディー カンタービレ。
途切れるような伴奏音型が見事。きわめてピアニスティック。
左手のバスから右手に渡されるファンタジーで中間部へ。
中間部 ホ長調の 水の流るるごとく アルペジオの世界。それは 夢のようであり 幻想的に響くこと。
再現部とコーダ 左手伴奏音型は、共鳴をよく聴きながら 少しは混じりながらも 右手のアリアを汚してはいけない。
左手の半音階の下降をテヌート気味に。中間部の再起で 3連音符のバスが躊躇いながらも チェロのような雄弁に語り
右手のコラール音型とバランスをとる。静かで遠い世界、不穏な雰囲気を残しながら
フィナーレへの導入を預言している。最後の2音。
この響きは、リストのロ短調ソナタ(1853)に影響を与えただろう。
第4楽章 決然とはじまる最強音への提示。悲壮感はなく跳躍が躍動感を高めている。ベースの半音階を意識する事。
第2主題は、ダイナミックなスケールなど大胆である。右手のレジェロなモーションと低音部の躍動やオクターブ奏法がエネルギーを増大させている。
2回目は 4連符。ベースの半音階を意識する。
3回目は、6連符。波がうねるように。低音部の一打目の音で流れをつくる。ここでも、ベースの半音階を意識する事。コーダへと感情をたかめていく。
ロ長調という調性の明るさ。右手のパッセージと左手のオクターブの降下による音域の拡大がダイナミックに。
左手のバスをうたわせること。圧倒的なテクニックが輝かしくこのソナタの幕を閉じる。
2019年4月17日(水)県ボランティア連絡協議会
毎年4月中旬から5月にかけては 動きがある。所属組織の総会、役員改選などがあるから。
市のボランティア連絡協議会(社会福祉協議会内組織)の副会長をおおせつかっている。総会は5月に改選が行われる。
市の社会福祉協議会のボランティア連絡協議会は県の組織と連携をしていて、さらに全国社会福祉協議会(全社協)との連携をしている。
本日は 総会と会合があった。県ボランティア連絡協議会の理事に就任、任期は2年。
組織は 会長 副会長 監事 理事は10名の一人として役割を担う。
県は100万人、様々な課題に向けて取り組みたい。
これは 災害ボランティアについての報告会、交流会。
2019年4月19日(金)オペラ・ファンタスティカ 14:00~18:00 NHK-FM
「ヨハネ受難曲」240分の放送 たっぷりと聴けます。伊藤辰彦氏のナビゲートが貴重です。
放送を聴くには リンクをクリック https://www4.nhk.or.jp/opera-f/
2019年4月16日・・・
熊本地震から3年。ノートルダム寺院(大聖堂)の火災が気になります。とても残念な事でした・・・
全長127mのゴシック建築、パリの象徴です。国王ルイ7世臨席のもと、ローマ教皇アレクサンドル3世が礎石を据え1163年に着工がはじまる。
1250年に完成したが 完全な竣工は1345年。1789年 フランス革命で破損した。1804年、ナポレオンの戴冠式が行われた。
1914年からの世界大戦でドイツからの襲撃を受けた。終戦後、復興し状態を維持してきた。
しかし、あっという間に尖塔が崩落するなんて誰が思ったでしょうか。復興するには 10年~30年かかると言われている。
この一年を思い起こします。それは、誕生日を迎えた事に感謝することです。
2017年4月16日 イースター からの一年は とにかく動きました。
2018年4月1日 イースター からの一年は 慎重にしました。セーブしたつもりですが・・・直観に基づいて動きました。
2019年4月21日 イースターです。
自分から動く、与える事ができなければ 自分が受け取ることもできなくなります・・・
自然体で無理なくがモットー。その時その時をきちっと決めすすめる・・・
御嶽山 3067m
山の頂は登るまで 巻道と直登 どちらでもいける が 戻ってこないとならない いわゆるニュートラルである。
登った後 新しい頂がみえた。それに向け決めてすすめていく。
今年の抱負・・・ あらゆる事を想定し叡智をめぐらし画くこと。じっとしていても 夜明けはやってくるから。
最終的には、自らを律すること・・・
2019年4月25日(木)13:00~15:00「マコルネのおきがるタイム」サイマルラジオ対応 FM816
(インターネット放送)(PC) http://csra.fm/asx/
※ スマホは、アプリの設定をご覧ください。 http://816.fm/?page_id=71
【予定曲】ハナミズキ パリ変わらぬパリ 青色のジャヴァ タンゴ ロマンスアンダルシア 追憶のバルセロナ キセキノハナ 鯉のぼり 5月のこもりうた 赤い靴のタンゴ 湖畔の宿 明日は咲こう花咲こう
【コラム】「昭和歌謡」はまた一つの歴史を刻みます。また「J-POP」も古くなっていくのでしょうか。時代は青春 変わらずにいたいものです。
リラ・クラシックは、クラシック音楽でリラックスする60分。ネットラジオ(PC) http://csra.fm/asx/hasimoto.asx スマホアプリ(TuneIn Radio)。 設定 http://816.fm/?page_id=71
【曲予定】スクリャービン「24の前奏曲」作品11から 幻想曲ロ短調作品28 練習曲嬰ハ短調作品42-5 ホロヴィッツ
ピアノソナタ第3番嬰ヘ短調「心理状態」作品23 交響曲第4番「法悦の詩」作品54 Le Poème de l’extase
ショパンを敬愛し作曲もはじめモスクワ音楽院に入学する。同級生はラフマニノフ。
繊細なピアニスムと左手のコサックとしての音型に特徴があり、演奏の難しい作品がある。
前期は、ショパンのような調性音楽で人気が高い。しかし、スクリャービンの本領は「神秘和音」などを使った独特の世界観。
幻想曲作品28、交響曲第2番作品29を終え、そしてピアノソナタ4番作品30以降からは神秘和音があらわれ調性のない音楽を描いてゆく。
交響曲第4番「法悦の詩」は、単一楽章の交響曲(交響詩?)で ハープ、チェレスタ、オルガンや弦楽4部を使用した大規模な作品。最後をみてほしい。
Scriabin: The Poem of Ecstasy / Salonen · The Philharmonia Orchestra
Tsotne Tsotskhalashvili plays Scriabin Sonata No.1 in F minor Op. 6
小山実稚恵のスクリャービン
哲学の道 疎水閣 インクライン もう最後かもしれない最期 名残惜しむ桜
この時期、日本に来てよかったと外国の観光客が言ってました・・・
そう 奈良時代には梅が 平安時代には桜が 花見の代表格となり 人々の心をとらえたのでした。
1300年も引き継がれています。
花の和歌が多数 詠まれています。
萬葉集四〇七四より 大伴池主 詠み「桜花、今ぞ盛りと、人は言へど、我れは寂しも、君としあらねば」
お濠を掘る。生活の水を確保するためには、井戸水だけでは住民を支えきれない。
高低差を利用して琵琶湖から疎水閣、または岡崎疎水、運河から鴨川へとつないだ。水運は貴重。
十石船は、インクラインで移動する斬新なアイデア。京都の水力発電が新しい時代を切り開いた。
山科 蹴上 東山三条へと 市電が走っていたのだ。現在は、地下鉄東西線になったけれども。
ショパン/即興曲第3番変ト長調作品51
1842年作曲 8分の12拍子(3連音符×4)舟歌風の詩曲。
5241の重音で ソプラノを美しく奏で しかも軽さ 重さのニュアンスを備え 丁寧に弾くこと。
中間部の 変ホ短調が 哀愁を帯びている。特に左手のバスが チェロのように 雄弁に語る。それを右手で包むように。
八分音符の間に右手の3連音符が絡むところが複雑だが 聴かせどころになる。ハーモニーを感じて。
即興曲の世界。シューベルトで知られているが ショパンの即興曲も 独特のものがあり じっくりと聴いてみたい。
仲道郁代のCDがある。
第2番は嬰へ長調作品36で対照させたのではないかな。
Charles Richard-Hamelin – F. Chopin “Impromptu in G flat major, Op. 51”
序奏は 柔らかく 詩的。一見なんでもないようなフレーズがショパンならでは。穏やかな日差しが包むように。
左手は跳躍があるが 黒鍵を使うことで負担が和らげあられている。
中間部は 主題部と対照的に 寂寥感があり 低音部のバスを響かせること。右手は 左手の旋律を濁らせてはならない。穏やかながら 感情をこめて。
コーダ 最後の3小節。左手のバスをよく聴いて。物語の終わりを考えて。
弾き終わった後 手元に感情が残っているかのような余韻が。
日 時 : 2019年4月14日(日)13:30〜17:00
会 場 : 本願寺聞法会館 研修室1(京都市下京区堀川通花屋町上る柿本町600番地1)
アクセス : JR京都駅から市バス9、28、75号系統「西本願寺前」下車 徒歩5分、またはJR京都駅より徒歩20分
地 図 : http://monbou.jp/html/n1c5.html
例会担当 : 能登原由美(大阪音楽大学)
内 容 : シンポジウム
「戦争/暴力」と人間——美術と音楽が伝えるもの
第2回 総力戦体制下の芸術
司会/コメンテーター:
柿本伸之(広島市立大学・非会員)
パネリスト:平瀬礼太(愛知県美術館・非会員)
戸ノ下達也(洋楽文化史研究会・東日本支部)
井口淳子(大阪音楽大学)
後援:浄土真宗本願寺派綜合研究所(仏教音楽儀礼研究室)
頻発するテロや排他的な国家主義の台頭が新たな戦争の脅威をもたらす一方で、日常生活にも様々な形で広がる暴力。こうした、言わば「見えない戦争/暴力」については、芸術がしばしばその存在を露わにしてきた。その一方で、プロパガンダなどに明らかなように、芸術は暴力を「見えなくする」ものでもある。では、21世紀を生き延びるにあたって、私たちは「戦争/暴力」と芸術の関係をどのように捉えれば良いのであろうか。
昨年9月に原爆の図丸木美術館で行われた1回目のシンポジウムでは、「ヒロシマ」や「ベトナム」、あるいは戦争画の評価と受容などの視点から、テーマ全体に関わる様々な問題提起を行った。2回目となる本シンポジウムでは、15年戦争から敗戦を経て戦後復興期に至る過程に焦点を当て、国家や社会が一丸となった「総力戦体制」が美術界・音楽界に与えた影響についてみていきたい。また、戦時期から戦後への継続・断絶の諸相をも視野に入れることで、現在や今後の社会と芸術のあり方を含めた幅広い議論を展開する予定である。
【更新】三名のパネリスト。日本絵画、彫刻などについての規制。戦後の回復について。日本における戦時体制と芸文統制について。検閲の対象になった音楽。シャンソン、昭和歌謡・・・英米のもの。上海は特別な文化区で日本との交流について理解できた。時代背景を知ることが 物を語る時に役立てられる。
当時の楽しみは 浪花節 講談 落語・・・であった。
吉野千本桜 3月30日~5月6日(交通規制)※観光バスの交通整理と、一般駐車場は運営協力金(1500円)として如意輪寺やロープウェイ駅周辺などで申し受けする。
吉野山とは、山の頂上を指すのでなく、金峯山寺から大峰山寺まで南北20㎞一帯の連峰をさし、高野、吉野、熊野、参詣道が関連する。
修験道の開祖、役行者が金峯山で修業し、本尊・金剛蔵王大権現を感得される。山桜に刻んで、山上ケ岳(大峯山寺本堂)と吉野山(金峯山寺蔵王堂)に祀られた。これが金峯山寺の開創とされた。秘仏本尊蔵王権現(約7m)三体のほか、多くの尊像を安置する蔵王堂も創られ、行基菩薩によって改修され、1592年(天正20年)再建されました。檜皮葺きの大屋根は、高さ34m、四方36メートルにも及び、木造古建築では日本最大の大きさです。桜の木がご神木で 桜の苗を寄進することで多く植えられるようになり、下千本(しもせんぼん)、中千本(なかせんぼん)、上千本(かみせんぼん)、奥千本(おくせんぼん)3万本ともいわれる。
南北朝時代、後醍醐天皇は吉水院を居所とした。安土桃山時代、豊臣秀吉は吉野を訪れ、秀頼を授かった。吉野水分神社(よしのみくまりじんじゃ)の社殿は、1605年(慶長10年)豊臣秀頼が創建したとされる。しだれ桜が有名。
右殿 天萬栲幡千幡姫命 玉依姫命 瓊々杵命
正殿 天之水分大神
左殿 高皇産霊神 少名彦神 御子神
木造玉依姫命坐像 建長3年(1251年)鎌倉時代の作。像高80㎝ほど。
吉野山 花は見ぬとも 水分の 神のみまへを おうがむがよさ
水分の 神のちはひの なかりせば これのあが身は 生れこめやも
父母の 昔思へば 袖ぬれぬ 水分山に 雨はふらねど
本居 宣長