Year: 2012年

ピアノの先生


アノは、小2の時 町にピアノの先生がやってきた。遠いところからこの町に来たらしい。初めて、インテリジェントに出会ったように思う(当然でしょ!)。同級生がピアノを習い始めたが、私は一番最後に見学に行って 習うことになった。レッスンでがんばって練習していった時には、きちんと「ハナマル」をくれるのである。先生は、教えている時と、発表会等で演奏している時の風貌が全く違うのだがどちらも凛としていた。従妹がオルガンを譲ってくれそれを弾いていたが、小4のピアノを買うときには、父と母が 喧嘩したのを覚えている。「長続きするはずがない」という父と「なんとしても続けさせよう」という母とがそこにいた。『簡単にやめるわけにはいかなくなった』。小6の時、器楽クラブがあ入り、リコーダーやトランペット・アコーディオン・ビブラフォン・太鼓等の楽器を触らせてもらった。器楽演奏の大会があって レコードにしてもらったのが嬉しかった。
洋楽は、ポールモーリア(オリーブの首飾り)・レイモンルフェーブルオーケストラ・ペレスプラード楽団等を聴いた。邦楽は、ベストテン世代であった。当時は、アイドルが常にランキングトップにいるようなことがなく、内容のいい音楽は売れていたと思う(思い込みもあるかな)。ダンスブームもあって、洋楽を取り入れたものは新鮮だった。また ギターも流行っていた。演歌もトップランキングするような時代であった。”タイムショック”である。

中学の時は、ピンチだった。クラブで遅くなりなかなかレッスンにいくことすら難しくなったが、先生は2週間に1度でもいいよといってくれ 気分が紛れた。英語の先生が、ギターで「Rod Stewart  Seiling」を弾いてくれ、英語が好きになった。 勉強をそんなにしたわけでもないのだが、受験のために3ヶ月間だけレッスンを休むことにし、また始めた。この頃には、ラジオ(オールナイトNIPPON)を聴いたり FMのエアーチェックをするようになっていた。ロイヤルフィルのフックト・オン・クラシックス等は、なかなか楽しかった。


「落葉松」のピアノ


この曲は、ダイキンのCMで流れていて印象に残った。
(ダイキンオーキッド)だと思う。

ある時 シャンソン歌手のピアノ伴奏で この曲を 私が選び 歌手が気に入ってくれ ライブで演奏したこともある。

小林秀雄は、日本を代表する音楽家で 作曲・編曲・校訂など。1982年に発表、合唱用コンクールで歌われ その後 ソロ用にも編纂され 有名になった。

日本の歌曲は、うたうのも簡単なようでむずかしい。
フレーズが重要だ。ブレスしてもつながっているように演奏するなど、ただ単に音だけをいうわけにはいかないのだ。

小林秀雄はこう書いている。日本の歌曲は「歌う目的が明確でなく、技巧の稚拙さを心や情緒の話にすりかえてしまう。明るい わかりやすい音楽を 正格な技術で演奏するのが良い。
内容や心は、それに乗って滲みでてくる」と。

この曲のピアノ表現は 8分音符×2 3連符 にかかっている。
場面により、揺れている落葉松や厳しい自然の中での落葉松、
人を和ませる落葉松 に詞・曲が溶け込んでいる。

からまつ林を雨の日に歩く これがテーマ。

軽井沢の落葉松を思い出す・・・

セゾン美術館付近 緑が多く ほっとする。夏は涼しく 冬は厳しい。それがわかっていても 住みたい町なのである。愛すべき「軽井沢」

 

これは 蓼科の落葉松の池 夕方 雨上がり 幻想的な空気の中 一枚が撮れた。


第28回日本アマチュアシャンソンコンクール 6/30


今日は 神戸文化ホール(大倉山)にて
第28回日本アマチュアシャンソンコンクールが開かれた。
ブロックを 北海道 東北 東京 中部 神戸 九州 に分け延べ500名余りのエントリーから予選大会から選抜され 35名が舞台にたった。

まず発音が大切 次に表現は 小さく大きく(大きいだけがよいのではない)自分らしさ・シャンソンらしさを表現する。
審査委員長からの講評では 自分の声に酔っているシャンソンはよくないといわれたことを。いろんなポイントで決定される。

最優秀賞は 高橋マサ子さん 「北のふるさと」
神戸巴里祭に出場 フランス・日本の往復券が副賞
おめでとうございます。

歌唱賞は 4名
うまさだけでは入賞しない。

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介護予防とアコーディオン


先日は 介護予防の講座があり 保健婦さんが講義をしてくれた。
もの覚えがよくなくても 訓練をすれば 認知症を予防し元気で過ごせると。昔のことを思い出すことは 頭の訓練になると。
その後 アコーディオン演奏をした。

受講者は75歳から90歳までの方。
生でアコーディオンの音色を聴くのが久し振りで懐かしんでいた。みなさん 姿勢がよく 声も大きく元気そうだ。

「長寿の秘訣」沖縄県と山梨県が長寿県であるとか。
農業などに従事し 体を動かす。野菜や果物を食べる。
仲間うちで出かけたり地域の結びつきが強い。(孤独死が少ない)
ゆったりして過ごすことも大切なことだそう。

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第26回「ビバ・アコーディオン」2012.6.17


6月17日 第26回ビバアコーディオンが堺市サンスクエアホールで行われた。毎年 5-6月に行われている 入場無料。

ビバアコーディオンとは、
全関西アコーディオン協会(All-kansai Accordion Association 通称AAA 会長 杉村寿治)が主催する西日本最大のアコーディオンイベント。近畿地方だけでなく、広島・福岡・名古屋・東京などからの参加もあり 全国的に広がっています。

演奏の参加者は200名近く 小6から80歳まで
プログラムは42番まで
アコーディオン三昧で音色に癒されます。

今回は トリオロスファンダンゴスがゲスト。
ヴァイオリン・アコーディオン・ピアノのトリオ
アルゼンチンタンゴ・シャンソンなど迫力ある演奏で
大変好評だった。


2012.7.6「日仏巴里祭」出演


7月といえば 「巴里祭」
11月といえば 「ボージョレ・ヌヴォー」など
フランスを楽しみたいと思います。

主催 日仏シャンソン協会関西支部
協力 輝いて共に生きる会
前売 3,000円 (自由席)
「2012日仏巴里祭」~願い、叫び、祈りを込めて~
7月6日(金)18時開場 18時30分開演 高槻現代劇場
出演   パトリック・ヌゥジェ
浜崎久美子 西辻善則
増田まさし
加藤修滋
岡田みどり
友情出演 ぼんちおさむ
ピアノ  石田美智代
第3回全国なにわシャンソンコンクール受賞者
島田宝子 芹沢抄子 MASUZU 村田ナオミ
第1回全国なにわシャンソンコンクール受賞者 鈴木希彩☆

7月6日は 日仏巴里祭が 高槻現代劇場であった。
プチ打ち上げの時には、出演陣 いろんな方と交流する。
もちろん 岡田みどり先生 ピアノ 石田美智代さん ピアノ 増田まさしさん
日仏シャンソン協会日本支局 名古屋の加藤修滋先生 シャンソン歌手 浜崎久美子さん
アコーディオニストの パトリックヌジェ 西辻善則
シャンソン歌手の 島田宝子さん 芹沢抄子さん MASUZUさん 村田ナオミさん 鈴木希彩さん ・・・
スタッフの 門奈さん 中川さん コットンクラブの方 本当にお世話になりました。
来年の日仏巴里祭も高槻現代劇場で。

雨の中、遠くからも来場いただきまして ありがとうございました。


楽譜


バッハの楽譜(平均律2巻)を見ると、スタッカートの表示がほとんどない。例外として 強いアクセントの表示がある。おそらく フレーズの終わりが 弱くならないようにの意味だと思うのだが。それから 主旋律がfに対し 対旋律がpになることで 掛け合いを奏でる。音の高さが上がっていくフレーズは、クレッシェンドするなど楽譜に書かれていないことを汲み取って演奏する。当時の音楽は 一度演奏されたものが再現されるのでなく 装飾を自由につけることが常時行われていた。

モーツァルトの楽譜(ピアノソナタ後期・ピアノコンチェルト)は、まずアクセントがほとんどない。スタッカートはあるが。そして 注目は sf(スフォルツァンド)軽やかで激しくないのだが 途中終始するところなどで出てくる。強さを押し捲るような音楽はないと思う。少しずつのクレッシェンドが出てくるくらい。楽器がフォルテピアノだったから。

ベートーヴェンの楽譜(ピアノソナタ前期)は、急なデクレッシェンド・オクターブ奏法・装飾音でないトリラーが出ている。この頃 楽器が発達したのか、ベートーヴェンが新時代の音楽設計をしたのだ。ピアノソナタにカデンツァを挿入した。またシンフォニックで使われている4楽章ソナタ形式を取り入れた。音域は高音が へ音まで。もう1オクターブ上がるには、ヴァルトシュタイン・熱情ソナタで実現する。神に対する敬虔さが表現記号に現れる後期ソナタ。音楽が劇的に変わった。

ショパンのソナタ1番 1828年 18歳の作品では 音域が最高音Fに近づき、頻繁に高音が出ている。リズムに絡む装飾音・連符が多い。
メトロノームの指定や運指まで記入されている。音楽を忠実に再現するための配慮が行き届き 今日に至っている。


7/16 第2回チャリティコンサート


震災から 1年経った今でも 重い日々が続いています。
私たちができること 東北に出かけること これは7月下旬に
仙台市若林区、泉区 青葉区 に実現したいと考えています。

もうひとつ 恒久的に 寄附金を送ること。
これは 7月16日(祝)大阪福祉短期大学 3F講堂 500円
第2回震災復興チャリティコンサートを開催します。
主催:泉北うたの広場実行委員会

前回は 被災され堺市に避難された方もご来場していただき音楽を聴いたり歌ったりで癒されるコンサートをしました。
私は昨年6月など 岩手県大槌町に災害ボランティアに参加、防災士協会主催(和歌山大学後援)の被災現状報告会等に参加し、それを踏まえてレポートさせていただきました。

他人のために祈ること これを続けたいと思いますね。