Year: 2019年

バッハ/無伴奏ヴァイオリンソナタ第1番ト短調「フーガ」BWV1001


バッハ/無伴奏ヴァイオリンソナタ第1番ト短調「フーガ」BWV1001

バッハの後年 作曲した 無伴奏ヴァイオリンパルティータ ソナタ BWV1001ー1006 は ヴァイオリン学習者が通る道であり いつか弾いてみたいなと憧れの曲であるが 同時に壁として立ちはだかっている。ヴァイオリンを先生について5年間くらい習った事がある。

モダン ヴァイオリン バロック ヴァイオリンは 違うと言う事。ヘンデルのヴァイオリンソナタの頃の楽器は バロックヴァイオリンがいい。しかし ベートーヴェンの春のソナタは モダンヴァイオリンがいい。この違いは、まあ、いろいろとあると思う。

まず、単音重視の音楽であればどちらも演奏できる。重音が入った時、演奏のしやすさが変わってくる。

無伴奏ヴァイオリンパルティータ、ソナタは バロックで奏されるとまた 違う。が 響きは弱い。ヴァイオリンで フーガを演奏するというのは まず想像しなかっただろう。多声音楽のバッハが 想像を超越する音楽 それが このシリーズである。重音かつ フーガの各声部を奏するのは 簡単な事ではない。また ショパンが触れているように バッハの作品は 最良のテキストであると言っているように 芸術的に効果を高める要素が含まれている。

これからも バッハの作品は 継がれていくと確信する。

動画は 教会に響く 無伴奏ヴァイオリンソナタ第1番ト短調BWV1001「フーガ」 Church of the Ascension in Blackheath

Lana Trotovsek – J.S.BACH: Fugue from Violin Sonata in G minor


190127「第22回ボランティア体験フェア」演奏


190127「第22回ボランティア体験フェア」演奏

毎年、この時期に開催。市のボランティア連絡協議会の団体に加盟したのが 2005年の年末でした。
2005年8月 4年に一度 第4回JAA国際アコーディオンコンクール一般の部で入賞しましたが、それはファンダメンタルな面だけであって
そこから考えました。「お聴きいただく方のためにがんばらせていただこう。」

この日は、心してあたらなければならない日。それは、午前中の音響スタッフにはりつくこと&午後の演奏
タイトなスケジュールでした。

人口は7万人ほどですが、ボランティア登録数は6712名と 10人に一人がボランティアに参加していることになります。
団体数は、200あまり。その中で個人ボランティアでなく、ボランティア団体が加盟する連絡協議会は23あり、そこで副会長をおおせつかっています。

1000名が参加するイヴェントに成長できたのも 周囲の方の理解と参画する意思を示されたことで よりボランティアに関心をよせ
活動に参加する意義を感じていただいたものとうれしく感じます。小学校、中学校、高校でも取り組みがありボランティア体験をしています。
例えば「おもちゃ病院」部品代のみいただいて修理代は無料。「子ども食堂」子どもの貧困を救う食のボランティア。
「工作・手芸ボランティア」風船ぶたさん 作品の製作で楽しみを増やす。「音楽・舞踊ボランティア」芸術、文化を共有するボランティアなど・・・

さて、オープニングは高校邦楽部 毎年全国大会に出場し、金賞を受賞しています 睦月にお正月らしい風雅を感じました。ラストは 私どものアコーディオン演奏「うたごえ体験」です。懐かしの曲を会場の100名の人とともに唄い、伴奏のやりがいがありました。また、手拍子ありがとうございます。

ボランティアというと、時の人「尾畠春夫」さん(大分県出身)を思い出しますね。

高校邦楽部

「工作・手芸ボランティア」風船ぶたさん

ラスト アコーディオン演奏「ベローズフェロー」歌集や進行は、手話サークルや要約筆記サークルからのサポートで
提供されています。司会は、高校放送部が担当。地域ぐるみ、年代問わず横断するプロジェクトに成長しました・・・


「山小屋の灯」八島ヶ原湿原


八島ヶ原湿原に歌碑「山小屋の灯」がある。
1947年(昭和22年)作詞:米山正夫 作曲:米山正夫 歌唱:近江俊郎(1918年7月7日 – 1992年7月5日)

米山正夫(1912年(大正元年)10月3日 – 1985年(昭和60年)2月22日)
米山正夫が亡くなった3年後の1988年(昭和63年)に建てられた。

暮れ行くは白馬か
穂高はあかねよ・・・

八島ヶ原湿原は、車山高原とともに 私のお気に入り。ちなみに 踊場湿原、車山湿原もよい。
ここは大規模。何万年もの間にこのような地形ができた貴重な資源。ハートの形をしている。
標高は1600m。冷涼な気候。その広大な景色をみていると小さな事なんかどこかに忘れてしまう。
木道が敷設してあり おさんぽは1周60分でゆっくり散策できる。

7月ごろのモウセンゴケがよい。年々数が減ってきている。湖沼の淵が赤く染まれば その先に
モウセンゴケが見られる。のんびり過ごそう。

 

 


首かけイチョウ 日比谷公園


首かけイチョウ

元は、日比谷見附にあった。明治36年、日比谷公園が整備されるとき、首に賭けてでも護られたイチョウ。樹齢400年。
日比谷公園 噴水広場の隣、松本楼のそばに移設された。噴水公園は明治38年のもの。

それにしても「東京クリスマスマーケット2018」の日比谷公園は、大行列で通る道もないくらい混雑した。
この大銀杏の木を知る人は何人いるのだろうか。外国人が写真を撮っていた。

ひときわ目をひくイチョウ。大阪、太融寺(たいゆうじ)のイチョウは御神木で、道端に遺されたまま道路が整備された。
ただのイチョウではない。イチョウの木は はるか2億年前、私たち人類が誕生する前から植生する、いわゆる「強い樹」。


ショパン/練習曲第22番ロ短調作品25-10「オクターヴ」


ショパン/練習曲第22番ロ短調作品25-10「オクターヴ」

ショパンは、オクターヴについては、拘って使用しているわけではなかった。むしろ3度、6度の連続重音や、上昇、下降アルペジオなどの
扱いが多い。その中で、この曲は「徹底したオクターヴ奏法と強打」や対極にある叙情的な表現を織り交ぜた練習曲でありながら、芸術品に仕上がっている。

ピアノ協奏曲第2番では10度の跳躍がある。1番ではオクターヴの連続を柔軟に奏する場面がある。
一方、バラード、スケルツォでは、オクターヴの奏法と強打が盛り込まれていて、例えばバラード2番へ長調のコーダ(アジタート)の異例ともとれる激しい表現など。
効果を発揮している。

オクターヴには、隣の鍵盤への動きに関して、4種類がある。その他、跳躍移動もある。
A 白鍵から白鍵へ 横へのスライド(手首低め) B 白鍵から黒鍵へ 下から上へのスライド(手首の前から後)
C 黒鍵から白鍵へ 上から下へのスライド(手首の後から前) D 黒鍵から黒鍵へ 横へのスライド(手首高め)

ポーランドの音楽教師 レオポルド・ゴドフスキーは、ショパンの練習曲27曲をさらに難しくした54曲を書いた。
練習曲ロ短調作品25-10は、左手のみで演奏するようになっていて、手首の親指からの転回(ひねり)15 2 15 2 を用いている・・・

 

アニメ「ピアノの森」ショパンコンクールに挑む。一ノ瀬海 雨宮修平 阿字野壮介 丸山誉子 などが登場人物・・・


ベートーヴェン/ピアノソナタ「ハンマークラヴィーア」H.J.Lim


ベートーヴェン/ピアノソナタ「ハンマークラヴィーア」変ロ長調作品106

ベートーヴェンの表題には「ハンマークラヴィーアのための大ソナタ」(Große Sonate für das Hammerklavier)と書かれていた。が、この曲が
交響的な4楽章形式で規模が大きく「ハンマークラヴィーア」Hammerklavierという名前を与えられた。シンフォニックで作曲の技術を余すところなく不断に盛り込まれ、ベートーヴェンが心血を注いでつくられた。(もちろん、第7番二長調など4楽章の作品は他にあるが、それは初期のもの。)

まだ、フォルテピアノも使われていたし、ピアノフォルテがピアノメーカーにこぞって造られた時代。第23番「熱情」でピアノソナタの頂点を極め、シュトライヒャー、ブロードウッドのピアノが作曲意欲をかきたてた。ベートーヴェンの創造力が楽器発展につながったとも言えるのだ。
「ピアノで弾かれるべき作品」ということができる。ピアノソナタ32曲の「頂点として君臨」し、現代のピアニストをうならせている作品。
当時は、弾けるものがいなかった。「50年も経てば、弾けるピアニストがいるだろう」と語ったベートーヴェン。

例えば「悲愴」「月光」は フォルテピアノのために書かれた3楽章の作品。初期の代表的な作品。弱音器などの記号が付されている。
「テンペスト」「ワルトシュタイン」「熱情」は、ピアノフォルテへの過渡期で中期の代表的な作品。
「告別」31番、32番は後期のソナタで哲学的であり、よりベートーヴェンを理解し弾く事が望まれる。

ベートーヴェン/ピアノソナタ「ハンマークラヴィーア」変ロ長調作品106 より第4楽章「フーガ」

H.J.Lim (リム・ヒョンジョン)ピアニストとして、誰でもなれる事を証明してくれた。コンクールや師匠はもちろん大事で、本人の技術の鍛練や努力が必要だが、
演奏は自分だけができるものであり、自分そのものであるから自由な思いで表現したい。彼女が、この作品と闘った事が表現され、ベートーヴェンが好きでこの曲を弾いているのがわかるような気がする。

ベートーヴェン ピアノソナタ全集をリリース


アコーディオン「KSENIJA SIDOROVA」シドロワのバッハ


KSENIJA SIDOROVA_クセーニャ・シドロワのバッハ。

オフィシャルサイト:http://www.ksenijasidorova.com/

1988年生まれ、ロシア系クラシック・アコーディオン奏者。ラトビア出身。クラシックだけでなく、ピアソラや東欧諸国の音楽を得意としている。
バッハ/パルティータ第6番ロ短調「フランス風序曲」の華麗な演奏。バッハの時代にはアコーディオンはなかった。アコーディオンは1820年代に発明された
民族楽器である(ストラデスベースシステム)。これが改良され クラシックアコーディオン(フリーベース)になり可能性を最大としている。
私もアコーディオンを弾いている(エキセルシャー マニアンテモデル【生産終了品】)ピアノではできない表現ができるところが素晴らしい。
シドロワの楽器は、PIGINI(最低音Eがあるモデル)フリーベース。重さは15kgを超える。
繊細なコントロールで好評を得ている。一流の演奏陣が参画する「ルツェルン音楽祭」にも出演した。日本にも来日している。

 

このアルバムを所有。コンセプトが面白い。例えば、ドップラー効果のような音に遠近感を出している。
ピアノでは表現できない、アコーディオンならではの響きと音色。

アコーディオンメーカー PIGINI(ピジーニ)の制作工程。


「リラ・クラシック」2019.2.16(土)7:00 「シューベルト」 vol.47


リラ・クラシック」第3・第5土曜 AM7:00~8:00 パーソナリティ マコルネがお届けします。

ネットラジオ(PC)http://csra.fm/asx/hasimoto.asx  設定 http://816.fm/?page_id=71

【曲予定】シューベルト
交響曲第7番ロ短調「未完成」D759 第1楽章
アヴェ・マリア(リスト編曲)
即興曲作品142-4へ短調 D935
Ständchen「セレナーデ」歌曲集 Schwanengesang「白鳥の歌」D957より

【コラム】シューベルト(1797-1828)は「歌曲の王」だが、さまざまな分野の曲を約1000曲、作曲。3つの歌曲集「美しき水車小屋の娘」(Die Schöne Müllerin )(20曲) D795, op.25 (1823)「冬の旅」(Winterreise )(24曲) D911, op.89 (1827) 「白鳥の歌」(Schwanengesang )(14曲) D957,965A (1828)を最高峰とする、真の「ドイツリートの王」である。ベートーヴェン(1770-1827)に多大な影響を受けた。他に、モーツァルト、ハイドン、ウェーバーなどからの影響を受けた。音楽教師をしながら作曲に没頭。眼鏡は 寝ていてメロディーが浮かんだ時、すぐに書きとめられるように。交響曲は ベートーヴェンが10曲に対してシューベルトは14曲 楽譜に遺していた。ミサ曲では、ベートーヴェンは2曲だが、シューベルトは6曲つくっている。(他方、ベートーヴェンはカンタータなどの宗教合唱曲を遺している。)作曲法は、ベートーヴェン、ブラームスらの推敲を重ねるものと違い、モーツァルト、シューベルトは速筆で即興的で、書き直しが少ない。一方、断片も存在している。

「未完成交響曲」は、グラーツ音楽協会の(名誉ディプロマ)への返礼に、交響曲を献呈したのだが、それが2楽章までだった。
第3楽章 ロ短調でスケルツォを書いたが途中で終わっている・・・

シューベルトは、次の交響曲にとりかかった。それが、ハ長調交響曲「ザ・グレイト」である【完成作品】。

交響曲第7番ロ短調D759 「未完成」楽譜

シューベルト=リスト編曲 「アヴェ・マリア」 ヴァレンティーナの演奏。ファンタジーに満ちている。

 

即興曲第4番へ短調作品142-4 シューベルトは、即興曲を8曲つくっていて、前半は作品90の4曲。ピアノの発表会で聴く事が多い。
後半作品142の4曲は 調性などから ピアノソナタ1曲の楽章にあてはまると評されたが、もちろん単独でも演奏される。
シューベルトのへ短調は劇的である。音域は、ベートーヴェンのピアノソナタ「熱情」と同じ最低音Fから最高音Fとしている。
コーダについて、ベートーヴェンは左手最低音Fと右手Fからの下降となるが、即興曲では、狂詩曲(ラプソディ)的で右手最高音Fから一気に最低音F(左手)まで駆け降りている・・・

Franz Schubert – Impromptu, D 935 – No. 4 in F Minor, Andras Schiff, piano

 

ウィーン中央墓地にある シューベルトの墓 ベートーヴェンの隣に建てられた。


2019.1.24(木)13:00「おきがるタイム」vol.140


マコルネのおきがるタイム@FMhashimoto  第2・第4木曜日 13時からの2時間番組
パーソナリティー マコルネがシャンソン・タンゴ・昭和歌謡などの音楽をお届けします。

インターネット放送(サイマルラジオ)に対応。PCの方はこちら http://816.fm/816hp.asx
スマホの方は、アプリ設定等こちら http://816.fm/?page_id=71

【曲予定】あいたくて ヨイトマケの唄 ふるさとの空の下で 帰ってきたツバメ 青色のジャヴァ ロミオとジュリエット オーソレミオ 星の界 雪の降る街を 願い星叶い星 星は何でも知っている 冬のリヴィエラ

【コラム】昼間は暖かい日がありますが、朝晩は12月より冷え込みますね。暖かくしてお過ごしください。
少しずつ始動していきます。
1月27日 ボランティア体験フェア 2月2日 目の不自由な方の交流会 2月9日 奈良県立美術館 ミュージアムコンサート
2月17日 西新宿 淀橋会館 日本アコーディオン協会&弾き初め大会 2月24日 デイサービス演奏・・・と続きます。

 

 


羽根音・・・ホオジロ


羽根音・・・ホオジロ

我が家の玄関ポーチと東南部屋の屋根下の間にちょっとしたスペースがありまして。40cm四方かな。
風除けなのか、鳥がやどりに来る。体長は20cmくらい。羽根が長い。
チュンチュンではないから。ホオジロだと思う。
聞きなしとして「一筆啓上仕候いっぴつけいじょうつかまつりそうろう」。

巣をつくったりはしていない。巣はどこにあるのかな。前は、隣の家のガレージのスペースに巣を作った事があったが。
近くには、桜の大木がある。また、5分くらい歩いたところに河川敷があり白鷺が見られる。

夜、帰ってきて玄関の扉を開けると飛び立った。しかし、いつの間にか戻ってきているみたい・・・
雨の日には、必ずといってここに宿っている。朝方、バタバタ音がして、飛び立つ。

春の暖かくなる日までしばらくいるようだ。


白砂青松「沼津御用邸」


沼津、かつてここに「沼津御用邸」があった。現在は、沼津御用邸記念公園で国の名勝に指定。駿河湾の景観。

明治26年(1893年)大正天皇の御静養先として建設。その後、御学問所として東附属邸が建設され、昭和天皇のお住まいとして、
西附属邸が建設された。昭和20年(1945年)7月沼津大空襲により焼失、まぬかれた東西附属邸は昭和44年(1969年)まで御用邸として使用。
昭和45年から沼津市の管理となり、沼津御用邸記念公園として整備された。

白砂青松の地、牛臥海岸や牛臥山公園がみえる。潮風に吹かれながら のんびりと。

曲線をつかった庭園。両側には花壇が。往時を偲び、ゆっくり散策したい。

 

立派な千本の松原 海がもうそばに

牛臥海岸 牛臥山(標高 70m)に少しずつ近づくと富士がみえてくる。

岩礁にとんびが群生している

プライベートビーチにしたいな・・・静かな波・・・


2019年3月10日(日)第9回「震災復興チャリティコンサート」


2019年3月10日(日)第9回震災復興チャリティコンサート

2019年3月10日(日)開場 13:30 開演 14:00 会場 カフェ「やさしい風」堺市西区鳳東町4-365-1
参加費 1000円(クッキー・コーヒー付)

歌う会(歌で元気になって~いのち)アコーディオン伴奏(歌唱指導コーナー)演奏。
ゲスト フルート演奏 サークル演奏
「被災者からのお話をきく」。災害当時のこと、そしてその後の現状をふりかえります。

チケットお買上 + カンパ - 経費(会場費+印刷費用等)=100,000円を 仙台市うたごえ協議会に寄付しています。

平成30年12月29日現在の避難者数(復興庁調査)全国で54000人。このうち福島県は10064人 岩手県は4154人 東京都が4705人・・・ 福島の現状を訴える・・・

何かできることは・・・歌う会に参加することでチャリティになる。また、いけなくても チケットを購入することで支援の力となる。一人ひとりの 少しでも小さな善意。

これを有効にいかすのが このチャリティコンサートの意義です。