Author: nishikunn

☆PCPAL代表取締役 日本アコーディオン協会理事 FMはしもとパーソナリティー  ピアノテクニシャン  なにわシャンソンコンクール審査員 市ボランティアサークル連絡協議会副会長 TOPページへnishikunnのページ

吉城園の紅葉


吉城園(よしきえん)の紅葉

元興福寺子院の摩尼珠院があったとされる。 1919年(大正8年)に庭園が造られ、1989年(平成元年)4月1日に開園した。
庭園と茶室 日本歴史そのもの。外国人観光客が多い。

庭園は三つ(池の庭、苔の庭、茶花の庭)からなる。

池の庭 – 江戸時代からの自然の地形、起伏、曲線を巧みに利用し、旧正法院家となじみのある造り。
苔の庭 – 全面が杉苔の庭園で、茅葺屋根の離れ茶室があり閑静なたたずまい。地下に飛火野と同系の地下水脈が流れ、杉苔に適した地となっている。
茶花の庭 – 茶席に添える季節感のある草花が植えられ、素朴で潤いのある景観。

さて、吉城園のポイントは、まず「池の庭」の東屋からのビュー。高さを感じるというより立体的に庭が見えること。
池の庭のほとりは落ち着くのか 休憩をとっている。

茶花の庭は、落ち着いた雰囲気を醸し出している。茶室の向こうの風景が見える事により 奥行きを感じる。また、窓を通して見える景色が
幻想的である。

苔の庭は、隠れたところに仕掛けがある。杉苔が育っていること。これは 並大抵のことではない。平地に苔が育つのは
かなり条件が整ってないと すぐ枯れてしまう。茶室の紅葉が綺麗だ。

 


フランシス・レイ「白い恋人たち」


フランシス・レイ「白い恋人たち」

フランシス・レイ(Francis Lai)(1932年4月26日~2018年11月7日?)は 最初アコーディオン弾きであったが 作曲家として大成し 映画音楽などの名曲をたくさん遺した。
日本でも親しんでいる人が多いと思う。代表曲「白い恋人たち」「男と女」「ある愛の詩」「恋人たちのメロディ」「愛と哀しみのボレロ」など。
そのなかの「白い恋人たち」を忘れることができない。

私が(合奏用)アコーディオンに出逢い演奏したのがこの頃である。小学校1・2年生の時の教頭先生は、アコーディオンで音楽を教えていた。
担任の先生は音楽の教諭でもあるが、声楽系で厳しい先生として知られていて、音楽が好きになるどころではなかったのだが、
この教頭先生に教えてもらった事があり、其の時の事は覚えている。非常に興味を持ったものだ。これがきっかけで 小学校2年生の時、ピアノを習うことにつながったのだ。

やがて 小学校高学年になると 部活動をしなければならない。「器楽クラブ」があり、顧問の先生は声楽系だが、クラシックにこだわらず 映画音楽など中心に
指導をしてくれた。授業の時とは違う先生の顔を知っている。何とか合唱を浸透させようと一生懸命に教える先生だった。
部活動は、学校にあるさまざまな楽器を借りることができる。トランペット、バスリコーダー、木琴、鉄琴、アコーディオン・・・
卒業アルバムに写真が遺っている。

実は、小学校5年生の時、器楽クラブで「白い恋人たち」を演奏した。パートがいろいろあったが 私は、ピアノを小2からやっていたので「アコーディオンやってみる」と先生からすすめられた。県では、合奏コンクールがあり、そこへ出演。当時、珍しいレコードをつくっていただいたのだった。

映画音楽、フランス音楽 これがシャンソンにつながってゆく。

この画像は フランシス・レイとミレイユ・マテュー。マテューは、歌唱力のある女優だった。NHKのフランス語講座のテーマ曲を歌っている。

https://youtu.be/UIfOtRGS030

白い恋人たち/フランシス・レイ 13 Jours en France/Francis Lai

Un Homme et une femme – Bande annonce HD reprise 2016

ある愛の詩

 

Main Theme (Love Story)—Francis Lai


落葉松(からまつ)の紅葉


落葉松(からまつ)林

この時期になると思いだす 落葉松林。軽井沢の三笠通りにある落葉松林は立派。
私のお気に入りの落葉松林がある。やはりあの場所にいってみた。落ち葉を踏みしめる。静寂な中に 温かさがある。
標高1800m 知る人ぞ知る 落葉松林。
落葉松林には 2種類あり 人口のものと 自然のものがある。ここでは 自然に植生しているもの。

作詞 野上彰 作曲 小林秀雄 混声合唱組曲「落葉松」。落葉松は、シャンソンのような響きと 3連音符が心地よい。
女声合唱や 独奏曲としても歌われる。小林秀雄は 1931年2月12日~2018年7月25日に逝去された。

落葉松の 秋の雨に
わたしの 手が濡れる
落葉松の 夜の雨に
わたしの 心が濡れる

落葉松の 陽のある雨に
わたしの 思い出が濡れる
落葉松の 小鳥の雨に
わたしの 乾いた眼が濡れる

 

 

 

森麻季「落葉松」


20181216.クリスマス会演奏


20181216.クリスマス演奏

ある御縁で機会を得ました。クリスマス演奏。

冬の曲 クリスマスの曲 最後に新年の曲。

当日 会場でお会いできる方 よろしくお願いします。

クリスマス デコレーション 横浜 山手西洋館「世界のクリスマス」より


ショパン/マズルカ第49番ヘ短調作品68-4(遺作)


ショパン/マズルカ第49番ヘ短調作品68-4(遺作)

マズルカ ショパン(1810-49)のピアノの小宇宙。ポーランド、マズール地方の民謡がベースとなっている。作品6から作品68(遺作)そして 作品番号のない作品も存在する。3拍子の舞踏リズムだが 2拍目の強拍と長音が特徴となっている。

60曲近くのマズルカ 一部には 冗長な感じがするという評価もあるが それは ショパンにしてみれば マズルカの舞踏を愉しんでいるのだ。
作曲をはじめたときは ポロネーズト短調(遺作)7歳の時からすると 生涯にわたって作曲しているのがみてとれる。

作品6 1-4番(1830-31)
作品7 5-9番(1830-31)
作品17 10-13番(1832-33)
作品24 14-17番 (1834-35)
作品30 18-21番(1836-37)
作品33 22-25番(1837-38)
作品41 26-29番(1838-39)
作品50 30-32番(1841-42)
作品56 33-35番(1843)
作品59 36-38番(1845)
作品63 39-41番(1846)
作品67(遺作)42-45番 (1835 1849 1835 1846)
作品68(遺作)46-49番 (1829 1827 1829 1849)49番ヘ短調は絶筆
作品番号なし 50-59番 「ノートル・タン」(1840)「エミール・ガイヤール」(1841)他

1840年は ワルツ作品42 5番 ソナタ第2番 即興曲第2番 ノクターン11番 12番 バラード第2番 スケルツォ第3番 ポロネーズ第3番 4番
1844年は ソナタ第3番 子守唄 ノクターン第15番 16番
1847年は チェロソナタト短調 ワルツ

大作の合間に作曲されていること。ショパンのマズルカに対する気持ちは 祖国ポーランドを忘れる事がなかったから。
最後の作品は 作品68-4 ヘ短調(未完)中間部を補完し、新ショパン全集では校訂されている。

ショパンの自筆譜。繊細な筆致。映画「楽聖ショパン」では、作曲がうまくいかないショパンが、ピアノに八つ当たりする場面がある。
ジョルジュサンドの問題は精神をむしばんでいったに違いない。実際、サンドに別れをつげる頃には ショパンは健康を害していて
ピアノの教師をして生活をつないだ。リサイタルは計画されたものの結局できなかった。体は弱っていたのである。作曲活動は優先された。
そんな時、プレイエルのピアノは温かくソフトなタッチで、ショパンを癒したとされる。

マズルカヘ短調作品68-4 へ短調ではじまる。右手の和声は半音階で下降してゆく。また、八分音符の旋律になっても カラーは変わらない。
イ長調に転調しへ短調へ途中終止。中間部、ハ短調で推移し暗いがカノンに入り光を浴びたような明るさがある。
そこから、半音階で下降してくる。降誕を意味する音をショパンらしい形で使用した。
後期のマズルカには、カノンが出てくるのが特徴。

 

 


諏訪湖 初島


諏訪湖 長野県のほぼ中央に位置する湖。天竜川の源であり

標高 759m 面積 12.8km₂ 水深 7.2m 1周 16km

1922年(大正11年)2月11日、日本初のフィギュアスケート公式試合が下諏訪リンクで行われた。

冬期に諏訪湖の湖面が全面氷結し、氷の厚さが一定に達すると、昼間の気温上昇で氷がゆるみ、気温が下降する夜間に氷が成長するため「膨張」し、湖面の面積では足りなくなるので、大音響とともに湖面上に氷の亀裂が走りせりあがる(プレッシャー・リッジも参照のこと)。

この自然現象を御神渡り(おみわたり)と呼び、伝説では上社の男神が下社の女神のもとへ訪れに行った跡だという。 御神渡りが現れた年の冬には、無形民俗文化財に指定されている御渡り神事(みわたりしんじ)が、八剱神社の神官により諏訪湖畔で執り行われる。

1443年から1681年の『当社神幸記(とうしゃしんこうき)』、1682年から1871年の『御渡帳(みわたりちょう)』があり、現在(2013年)まで毎年記録され続けている。一部欠損している年もあるが、2013年現在約568年間のほぼ連続した気象記録

1954年に花火の打ち上げ場として作られた人工島・初島があり、近年では冬期にイルミネーションの設置・ライトアップも行われている。また、初島には初島神社が建てられ、湖上を曳航する御柱祭も行われている。


白樺湖リゾート「池の平」


白樺湖 自然湖 何の違和感もない。川を堰きとめて池とした。住民の生活資源として開発。
そこに リゾート開発が。ホテルグループがこぞって湖畔にホテルをたて 一大リゾートとして
全国有数の観光を誇る。

湖に立つ鳥居、「池の平神社」そして、鏡池の風景。白樺湖の完成に伴い昭和30年、中島に祀る。「御柱祭」も行われている。

蓼科山(女神の山)をのぞむ地に建てられた。水辺に鳥居が建っている。鳥居からは夕焼けの車山(霧ケ峰)をのぞむ。
車山も御柱がある。池の平神社も小宮御柱祭が執り行われている。


2018.11下旬 ふれあいサロン演奏


2018.11下旬 「ふれあいサロン」演奏

演奏のご依頼をいただきました。
思えば 2月にセンターまつりのゲスト演奏をさせていただきました御縁からです。

年長者をはじめ、広く年代に親しみやすいアコーディオンで音楽を届けます。

当日は 会の方 よろしくお願いします。

 


「オーケストラ千里山第27回演奏会」の事181014.


オーケストラ千里山第27回演奏会の事181014

オーケストラ千里山さんの演奏会を聴く。2月の演奏会から 何かが変わったように思います。音楽への集中、推進力で 聴きごたえがあります。弦と管のバランスがよい。
そこへ 打楽器のパッションのある楽曲が選定されている。特に「シェヘラザード」は、マーラーと同じくらい難しいといわれる曲。完成度の高さに驚いた。
オーケストラでの演奏者に賛辞を贈るとともに、運営体制の一貫したところも心地よいです。愉しみなオーケストラです。
ぜひ 機会がありましたら聴きに行ってくださいね。次回は、2019年6月にベートーヴェンの英雄とチャイコフスキーの4番です。

2018年10月14日 午後12時30分開場 13時30分 開演
会場 あましんアルカイックホール
指揮:安野英之 コンサートマスター:栄嶋道広
管弦楽:オーケストラ千里山

プログラム:

シベリウス 交響詩「フィンランディア」

管楽器の迫力が第一声。チューバの重低音も響く。その後、弦の合奏。コントラバスと トランペットが英雄的な響き「讃歌」。

シベリウス 交響曲第5番変ホ長調

第1楽章 霧の中のイメージから開始、朝を想起させる。ヴァイオリンのトレモロ。重音のパッセージの響きも見逃せない。管楽の描写的な主題。クライマックスでは
管楽器が歓びの讃歌を歌い上げ舞曲風に展開される。最後は、全合奏で強奏される。

第2楽章 牧歌的な管楽器の響き。弦のピチカート。ドラマティックに響かせる。

第3楽章 スケルツォ的で開始。弦楽器のストレット。コーダは、トランペットの登場。ホルンにティンパニの連打と弦楽器の強奏で幕を閉じる。

(休憩)

リムスキー=コルサコフ 交響組曲「シェヘラザード」

第1楽章「海とシンドバッドの船」物語の始まり。重厚な響き。そのあとに管楽器の響き。続いて、ハープの伴奏によるヴァイオリンのソロ。主題がドラマティークに奏でる。管と弦の掛け合い。牧歌的な響き。トランペットが鳴り響く。

第2楽章「カランダール王子の物語」民族風の舞踊曲。ファゴット、オーボエの入り。郷愁をさそうが民族的である。トランペットソロが効果的な演出。トロンボーンの重厚な音色。クラリネットソロやピッコロも出てくる。弦のピチカートあり。管楽器の高い音が効果的だった。

第3楽章「若い王子と王女」ロシア大地の広い草原を思わせる懐かしい弦の響き。なんとも郷愁をさそう。それは旋律的で涙がでてくる。管楽器のオブリガートが演出。
再び 弦楽器の調べ。チェロソロ。物語を引き戻すかのようにヴァイオリンソロが出てくるが今度は アルペジオで。

第4楽章「バグダッドの祭り。海。船は青銅の騎士のある岩で難破。終曲」冒頭、不穏な情景を表現。ヴァイオリンソロとハープが回帰。舞曲が祭典風で強めてゆく。激しくなりうねる。タンバリン 小太鼓も登場。激しい強奏の後、主題がホルンの強奏と管楽器のスケールがドラマティークに再現。打楽器総出。その後、
静けさに向かって広がりのある音。管楽器の安らぎの響き。最後にヴァイオリンとハープ。ヴァイオリンソロのフラジョレットが「詩曲」の終わりを告げる。

 

 


屏風岩・香落渓の紅葉


屏風岩 と 香落渓の紅葉

大台ケ原とほぼ同時期に出来た1500万年前の火砕岩で室生火山群に位置する。青連寺川の北にあり、高さ200mの壁が1.5km続く柱状節理。文字通り屏風のような岩。先端にはツツジが咲いています。陽射しがあたると様々な姿に変わります。雨の時は霧がかかり雰囲気があります。

屏風岩公苑は紅葉の真っただ中。そこから聳える屏風岩が夕陽に照らされて黄金色に染まる。今日は、カメラマンが三脚を構えていた。
周辺は奇岩が多く 兜岩 鎧岩 小太郎岩 天狗岩などがあります。実は、これらの岩(岳)に登山(クライミング?)する周遊コースが用意されている。

屏風岩公苑(770m) → 住塚山(1009m) → 国見山(1016m) →  クマタワ峠(800m)→ 分岐
屏風岩一ノ峰(940m) → 若宮峠 → 屏風岩公苑

角度が85度とよじ登る感じで 標高差も一旦降りて また登るという 登り甲斐のあるコース。間違っても 屏風岩一ノ峰の南端には
近づかないように。下200mに転落です。

青連寺川沿いに 小太郎岩、天狗岩などの奇岩があり 奥香落渓(かおちだに)が広がっています。さらに北に行くと青連寺湖があり
紅葉が綺麗な名所です。

 


屏風岩

 

曽爾高原をのぞむ。倶留尊山(くろそやま)(1038m) 亀山(かめやま)(849m)


鎧岩 兜岩 小太郎岩 天狗岩などが奇岩が多い。

香落渓(かおちけい)の紅葉