「上高地」岳沢の紅葉2024.10.26
上高地 神が降り立つ場所 神垣内と書いていた。穂高神社の祭神「穂高見命」(ほたかみのみこと)が穂高岳に降臨し、この地(穂高神社奥宮と明神池)で祀られている。伊勢神宮だと御垣内(みかきうち)という特別な場所がある。上高地は、穂高見命が穂高、梓川と標高1500mの南北10㎞にわたる平らな地をおさめているとみることができる。江戸時代の文政年間(1828年)に、播隆上人が、槍ヶ岳を開山した。1896年(明治29年)ウェストンがイギリスに紹介。1975年、日本で初めてマイカー規制を実施した。1996年、通年とした。マイカーの場合、さわんど(長野側)または、あかんだな(岐阜側)に駐車し、シャトルバスで、上高地バスターミナルまで約30分。日本を代表する景勝地である事から、東京、大阪、名古屋間を直接、バスが乗り入れをしている。
私は、さわんどをよく利用する。その場合、第2駐車場「足湯公園」に駐車するのがベター。ナショナルパークまで歩いて乗車、帰りは足湯公園へ先に停車する。そして、上高地は落葉松林が美しい。明神より先の梓川左岸に林立している。もちろん「涸沢」(2300m)の屈指の紅葉スポットがあり、シーズンはテントが1000張で風物詩となっている。上高地から涸沢までは標高差800m、明神、徳澤、横尾、本谷、Sガレ、約4時間、距離にして16km、タフな道であり、奥穂高への中継地点である。そして「岳沢」。前穂高の前衛で約2時間30分。私は、岳沢の紅葉がよいと思う。「岳沢トレイル」として10の標示があり、わかりやすい。(以前の標示と少し変わった)
コースタイム:
6:35 足湯公園P 7:00 さわんどナショナルパークゲート 7:30 上高地バスターミナル(1505m) 7:40 《登山届提出》 7:45 河童橋 8:00 岳沢
8:02 10/10 登山口(1520m)
8:24 10/8 木道(1620m)
8:40 10/7 風穴(1690m)
8:50 10/6 美晴台(1750m)
9:02 10/5 中間地点(1830m)
9:16 10/4 西穂展望台(1900m)
9:45 10/2 胸突八丁(2030m)
9:58 10/1 小屋見峠(2130m)
10:15 岳沢ヒュッテ(2170m)
下山 10:45 岳沢ヒュッテ 12:41 登山口
13:15 バスターミナル7番 13:45 足湯公園P
足湯公園バス停前。第2駐車場
足湯公園
インバウンドが好調。紅葉の時期も重なり、観光バスが出入りに整理が必要なほど。大正池から明神までの観光が多い。横尾まではハイキングできる。
本谷から涸沢、奥穂方面、岳沢から前穂、吊尾根方面は、登山が目的で入山する。また、槍沢ルートから槍ヶ岳へ登れる。
「河童橋」芥川龍之介の「河童」に登場する。世界中に知れわたる上高地の映えスポット。
穂高連峰
焼岳方面
「岳沢」登山口(1520m)
10の標示版があり、さらにポイント地点の標示もわかりやすい。「風穴」
「風穴」10の7に到着。
穂高連峰 特に西穂方面の尾根がきれい。
ガレ場。「見晴台」10の6 穂高連峰がよくみえる。
岳沢トレイルの終点。紅葉は終わりごろだったが、満喫できた。岳沢小屋がみえてきたが、そこからルートを見失いかけた。丸のペンキはかなり離れたところに見えるが、ピンクのテープを見逃さない事。ちょっと細くて見えづらいかも。私は、見逃がしてしまい、岳沢の白い大岩のガレ場を沢沿いに登っていった。当然、ピンクのテープは見つからないが、そのうち小屋へのロープがあるだろうと。この写真の左側にロープを見つけ、その左に緑のロープを見つけた。それが、小屋のエリアを隔てていた。ちょっとよじ登らないと越えられないのだが、何とか超えて小屋のエリアに入った。下りの時に、迷っている登山者と出会う。「この大岩を登っていくの?」ピンクのテープが見づらかったようだ。「はい、そうですが、ピンクのテープが見えますか?少しの間です。私は見失って大岩のガレ場を登って小屋のロープを見つけたどり着きました」あまり人はおらず、快適だった。外国人、特に西洋系の方と出会った。片言の英語だが、心地よかった。紅葉の場所を知っているようだった。時計を指さす。? to dakesawa Hutte,about 1 hours.You can do it.Be carefully.me too.
岳沢小屋 小屋じまいの準備中。登山道の整備に感謝したい。以前より、風穴までのルートの木道など、登りやすくなっていた。
ガレ場からの道、標高差300mだけれど、これが結構しんどかったな。
岳沢ヒュッテ(2170m)ほんと、いい場所にあります。小屋じまいの時期でした。冷たいビールなども販売していました。ここから前穂高、奥穂高に行ける。標高差は900m。また、紀美子平から前穂高山頂までは急峻なので、アタックが望ましい。鉄の梯子もあり、転落すれば大けがでは済まされない。ヘルメット着用は必須。前穂高に登らず「吊尾根」をたどって奥穂高に行ける。破線ルートではないが、体力のトレーニングをしてから。
岳沢湿原に戻ってきました。快晴の秋晴れ。清らかな梓川の水。
あの岳沢から戻ってきたんだと感慨深い。
歩数は23000。下りで、膝に負担はかからなかった。水分の荷物を減らしておく事。
松本市の製麺所のそばで補給。