志賀高原「大沼池」エメラルドグリーン 標高1694m 深さ26m 周囲5㎞の湖沼で「黒姫伝説」の地。
志賀高原は 上信越国立公園の多くを占める 長野県山ノ内町と群馬県中之条町にまたがるエリア。国内国道最高地点 渋峠(2172m)。
上信越国立公園は新潟県、群馬県、長野県にわたる 苗場山、谷川岳、草津白根山、万座山、志賀山、横手山、笠ヶ岳、浅間山にわたる高原で火山と温泉が点在する。
志賀山の火山活動でせき止められ湖ができ 寒冷な気候の元、稀有な高層湿原が現れ 多くの湖沼や四十八湿原などの池塘を形成している。
湖沼はこの他に木戸池、蓮池、琵琶池、長池などがある。また、横手山(2307m)は鉢山に次ぐ 2番目に高い山。スカイレータ(動く歩道)で頂上まで。雲の上の世界へ。冬はスキー 秋は紅葉 夏はニッコウキスゲなど高山植物の散策・ドライブスポット 四季を通して温泉めぐりの観光地。春は5月頃 一斉に花がさきほこる。
ルートとコースタイム
前山リフト(1680m)→5分→ 前山頂上(1796m)
前山湿原(1810m)→ 渋池(1800m)《分岐 ひょうたん池 → 志賀山 裏志賀山 四十八池》→50分
→ 四十八池(1880m)→ 《分岐 A 大沼池方面へ》 → 40分 → B 志賀山周回 裏志賀山
今回は、Bを選択 【90分~120分 往復 4時間】
志賀山は、志賀山(2035m)と裏志賀山(2037m)からなる双耳峰である。頂上からは、大沼池の絶景。
========================================================================================
まずは、志賀高原自然保護センターで情報を得る。蓮池があり 絵に描いたような風景が印象。
観光案内や食事や土産はぜひここで。
大沼池へのルートは 2つあり A 大沼池バス停から B 硯川駐車場から 前山リフト(長さ305m 5分)で前山 四十八池めぐり 経由で大沼池へ。
ハイキングの道が突然 登山道に変わる。また、雨の後はぬかるみがあるので、やはり登山スタイルが望ましい。(日帰りで充分)
前山リフト 右に登山道があり登り降りできるがリフトからの眺めがよい。
リフトであがると そこは 前山頂上 前山湿原 ここからスタート。
渋池 強酸性の池で魚は棲めない。浮島がきれい。
少しぬかるんだ道を散策すると 四十八池がみえてきた。
四十八池湿原。志賀山の双耳峰と池塘。天上の楽園。一年に1㎝という泥炭層が数万年積み上げられ形成された。赤色は 食虫植物 モウセンゴケ。
トンボがよく飛んでいる。
珍しい高原植物が多く 独特の風景をつくりだしている。
さて、ここからが 志賀山へ 登山道です。急登で攀じ登るところあり しかしそれは短い間。
稜線上にたどり着くと さきほどの湿原や 大沼池が突然あらわれる。
志賀山頂上
大沼池をみる エメラルドグリーン
黒姫伝説 領主・高梨家の黒姫に恋した岩倉池の龍蛇が人に化けて連れ去ろうとするが失敗し、湿原の池の水で人々を苦しめようとするが、山神に阻まれてしまい、4つの池しか残らなくなったという。