長野県白馬に用があり立ち寄った。
天気予報は 外れ 当日は 雨。白馬八方池を歩くつもりでいた。予約バスなどは キャンセル料がかかるので とりあえず来ることにはなる。インドアのスケジュールを予め考えて準備しておくべきだった。しかし 来た時くらいは と思い 小雨のなか 白馬八方バスターミナルまで行き 頭上の山々をみあげ 観光協会の担当者と話を。頭上は霞んでいないみたいだが 雨が降ったりやんだりなので どうかね・・・
せっかく来たのだから 八方池へと 道をすすめる。ゴンドラと リフト1 で 標高 1600m かなり寒い 普通の雨だが 冷たい ここでは、暖房が入っている。温かいコーヒーで暖をとった。頭上と真下をみるが 霞んだり 靄がとれたりを繰り返している。山の天気予報では午後3時以降 雨が止むとある。しかし 山の天気は変わりやすい。その頃まで いる事はできない。今 午前11時時点。ここ1-2時間がどうか見極めなければならない。あともう一つ リフトで上にいく 標高2100m 霞んでいて 視界が悪い 石の道は滑りやすい・・・
何か起きるといけないし 自然に逆らわないのが一番だと悟った。また 次回に。
ここからが 劇的であった。インドアの場所を探した。観光協会のチラシなども見ている。「白馬 美術館」何か 見つかればそれでいい。白馬美術館(ラフォーレ)が タクシーで10分程度 行けるらしい。個人所有の シャガール美術館 どこかで聞いたことがあったが ・・・ここに行く事になってたんだね。
ハイヤーに聞くと 10月下旬から雪が降り出すが 最近は12月中旬くらいにならないと「どか雪」でスキーシーズンにならないとか。温暖化の影響か。
山ブームだが 白馬は静かなブーム。下から登るものだと言い張る人もいるだろう。どこかの山で ゴンドラ乗るのに2時間以上かかったというが・・・。八方池 栂池 大雪渓など みどころがたくさん、温泉もいくつかあり あとは食べる処 探せばよい・・・すぐ見つかると思う。
森の中にあった。ホテル「ラフォーレ白馬」に隣接。美術館の威容に驚く。白壁に丸太を通し、うちぱなしにしている建築はそうそうない。初秋というが 落葉があり秋の深まりをみせている。美術館のエントランス。そういえば この美術館 10月下旬から4月下旬までは一時的に閉館している・・・
白馬美術館は シャガールの2300点の全作品から収集した銅版画を中心に展示されている。ここでは 480点ほどの所蔵する作品から 120点ほどを展示。30年経つ建物は 石塚要館長が自ら設計したという。個人的に 収集していった。入館すると、概要ビデオが。シャガールへの思いが盛り込まれている。監修は 元館長石塚氏。3年ほど前に亡くなられた。個人で 30年前に美術館を建て コレクションされたとは・・・ただただ凄いとしか。
回廊にも 丸太が使われており 木の柔らかさが活かされている。シャガールの絵は好きで 特に愛すべき作品「月あかりの恋人」は 家にフルサイズのレプリカがある。この「青」と「黄金」の月あかりの反射する「緑」の色が特に好んでいるのだ・・・
「音楽堂」にグランドピアノがあり、とてもよい雰囲気・・・
シャガールは口にしていた。「仕事などに方法はない」独自の世界観 個性=孤独を感じていたのだろう。モノクロの絵もあった。色が特徴のシャガールだけに、敢えて色をつけない作品にも濃淡がある これは貴重。
音楽堂、時に コンサートが行われている。上が吹き抜けになって 開放的。
「恵みの雨」に感謝 自然の流れに身をまかせる・・・
白馬美術館 長野県北安曇郡白馬村大字北城みそら野2965
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